ガンダムW
1590話
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目って何だよ」
綾子の口から出て来た言葉に、少しだけ呆れながら告げる。
だが、綾子の方は俺の言葉に対して、特におかしな事を言った覚えもないといった風な視線を向けてきた。
「真面目なのはいいけど、五飛は生真面目すぎるんだよな。……そう、まるで桜のように。まぁ、その桜も衛宮との件があってからは時々羽目を外すようになったけどな」
「……そうなのか?」
俺の中のイメージだと、桜は五飛程ではないにしろ生真面目な性格をしているという印象が強い。
その桜が羽目を外すとなると……どんな事になるのやら。
「ふふっ、一度何か衛宮が桜の日記を見る事になってな。その時の騒動は色々と見物だったぞ?」
心底面白かった、といった笑みを浮かべる綾子。
こうして何気ない会話をしているだけであっても、ここ暫くは色々と忙しかったらな。
十分な気分転換になる。
出来ればどこかにデートにでも行きたいところなんだけど、このルクセンブルク基地の護衛というか用心棒的な立場なのが現在の俺達だ。
基地の中でならともかく、基地の外にはそう気軽に出掛ける事は出来ない。
「それはちょっと見てみたかったな。……さて、俺達も今日は暇な訳だが、どうする?」
「たまにはゆっくりしたいな。アクセルの部屋に行かないか? ……あ、でも今日は休日だからって、昼間からそういう行為はなしだからな」
「うん? そういう行為って何だ? 具体的に言って貰わないと、俺には理解出来ないぞ?」
「なっ!?」
散々俺に抱かれて、それどころか凛とも肌を重ねたのに、未だに初々しいところがあるんだよな。
赤く染まっていく綾子の頬を見ながら、思わず笑みを浮かべる。
だが、それで綾子は自分がからかわれているというのを理解したのだろう。
不満そうにしながら俺の身体を叩いてくる。
……半サーヴァントの綾子の身体能力で叩いているので、普通の人間なら痛いでは済まないだけの威力を持っているのだが。
「ほら、ここでそういう真似をしてれば目立つぞ」
「うー……」
言うまでもないが、現在の綾子は非常に美人と言ってもいい顔立ちだ。
それも凜々しい系の美人であり、どちらかと言えば男よりも年下の女にお姉様と呼ばれるような……そんな系統の美人。
勿論凛もまたお姉様と呼ばれるようなタイプではあるのだが、こちらはより女らしいと言うべきか。
誤解を恐れずに言えば、綾子が副生徒会長タイプで、凛が生徒会長タイプ……と表現すべきか?
勿論その辺りの認識はあくまでも個人によるものだ。
中には凛と綾子の配役が逆だと考えている者もいるだろうし、全く違う配役に当て嵌める者もいるだろう。
……そう言えば、レモンを含めて俺の恋人達はお姉様と呼ばれるようなタイプが多いよう
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