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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
14伝承の彼方へ、たぶんサッキュバスにも輪姦されます
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いて、旅に送り出されそうなカズマきゅん。
 確か最初は、サブヒロインとか名前すら無いサッキュバスの少女とヤルだけの志の低〜〜い話だったはずだが、何か「天井に立てるサカサマの少女とボーイミーツガール」とか「親方〜、空から女の子が〜」みたいな話になって、ラピュタにでも入れそうな石まで貰ってしまった。
 どうやらこの後「「バルス」」だとか「バルス君」とか言って、鬼のょぅじょにガンダムハンマーみたいな鉄球で血まみれの足切断とかで殺されたり、ハーフエルフでめぐみんと同じ声の人と死に戻りするような悲惨な出来事が起こりそうで恐怖した。

 表通りの戦場。
「やめろっ、降伏するっ、そこまでだっ」
 動けずに幻覚を見せられていた傭兵団も、結構な数が討ち取られるか踏み潰され、重装歩兵が通った後で魔法で焼かれるのを見て、降伏を申し出たが、サッキュバスに操られている者は降伏すら聞き入れず、体力が続く限り蹂躙した。
 一番最初に、めぐみんにやられて無力化されたパーティーにいた、リッチーのウィズの魔法で足元を凍らされ、どうにか止まった重装歩兵。凍らせる水を運んで来たのは女神らしい。
「サッキュバス、一般人まで巻き込んで、これ以上やると容赦しませんよっ」
 リッチに怒鳴られても平然と滞空したり、屋根の上に降りて見下げているサッキュバス達。
「勝手に喧嘩売って宿屋とか燃やし始めたのはこいつらだよ、話し合いは火を消してからにして貰おうか?」
 アクアの水とかウィズの魔法で、炎上中の宿や売春街の火が消え、街中を包むような大火にはならなかったが、市街戦になって火炎魔法も使われて結構な被害が出た。
「どうしてこんな事に?」
「アンタの雇い主に聞きな、ガキを一人捕まえるのに大事にしやがって、修理代出してもらっても、休む間の稼ぎも払ってもらわないとね?」
「カズマさん?」
「ガキの名前なんて知らないねえ?」
 店から直接来たサッキュバスは、本当にカズマの名を知らなかったが、他の事件でも893の出入りでも、ここまでサッキュバスが命を張って店以外を守っているのには違和感を覚えた。
 まだ争っている中心の宿屋でも、サッキュバス(BBA)が地上に降りて(飛べない)白兵戦で刃物で戦い、追手を眼力で支配して兵隊が叩き出されているのを見て「有り得ない」と感じさせられた。

 兵士を制圧したので、カズマと逃げたサッキュバスちゃんが出てきて、飛竜に乗って旅立ちの準備を始めていた。
「あれ? カズマさん、どこに行くんですか?」
「おっと、この先は通せないよ、例えそれがリッチーのお姉さんでもねえ」
 女なので幻術は余り効かず、それもリッチー相手なので眼力や魅了はほぼ無効、それでもウィズの前に立ち塞がったサッキュバス達。
「どうして?」
「さあてねえ? 何でも一族の将来を決める
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