第三十八話 夏になってその十三
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「奥華は」
「大きな大教会なのに」
「こっちに来てる人も多いのに」
「そうなの」
「何かね」
考えてみればこのことは不思議です。
「そうなの」
「まあ結構女の人の方が成績いいとかね」
「そうしたことってあるから」
「一概には言えないけれどね」
「まあ偶然でしょうね」
奥華から天理高校に行った男の人で二類に行った人が少ないことはです。
「それも」
「ちっちも一類だしね」
「妹さん達も天高受けるの?」
「そうするの?」
「多分ね」
このことはです。
「二人共そう言ってるし、最近は」
「じゃあ親御さん達がいいって言ったら」
「その時は」
「決まりね」
それで、です。
「姉妹三人共天理高校」
「いい感じじゃない」
「それか教校学園高校か」
あちらかです。
「そうなるかしら」
「姉妹全員おみちの学校っていいじゃない」
「そうそう、いい感じよ」
「じゃあちっちの妹さん達もこっちね」
「おぢばに帰ってなのね」
「そこで三年間はね」
高校時代は、です。
「過ごすかしら」
「それでちっちはあと四年」
「七年ね」
「天大もだから」
「そうなるかしら」
「合格したらね」
その天理大学にです。
「そうなるかしら」
「じゃあ頑張ってね」
「お勉強もね」
「そして先は教会の奥さん」
「旦那様も迎えて」
「何か先まで言ってるけれど」
本当に先のお話です。
「どうかしらね」
「いや、やっぱりちっち教会継ぐんでしょ?」
「だったら会長さんになってくれるお婿さん迎えないと」
「だからよ」
「旦那様もよ」
「そうしないといけないけれど」
女の人も教会長になれるのが天理教ですが基本はあくまで男の人がなります、それで夫婦一緒ですとご主人がなるのが普通です。
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