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遊戯王EXA - elysion cross anothers -
TRICLE STARGAZER
TRSG-JP004《お別れは先に済ませておこう》
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はまだ向こうには流れきっていないようだ。現在進行形で流れきりそうなのは別にして。

『待て、モンスターの通常召喚は1ターンに一度だけだ。貴様、そのような初歩的なことも忘れたのか?』
「……はは、わかってるくせに」

 トラゴエディアが俺のルールミスを指摘……しながらも、その口もとは意地の悪い笑みを浮かべている。
 そう、俺は既に《ドラグニティ−レギオン》を通常召喚している。《二重召喚》や《血の代償》なしにアドバンス召喚など許されていない。

「ノリがよくて助かるよ!」

 ならば、答えは簡単だ。特殊召喚扱いにしてしまえ。
 深緑の風はやがて竜巻となり、翼人を完全に隠してしまった。

「《ドラグニティアームズ−ミスティル》、()()()()!」

 緑の竜巻を切り裂き、大きな何かが上空へと飛翔する。
 現れたのは、二対の翼をもつ深緑の翼竜。その手には巨大な剣が握られていた。

 ドラグニティアームズ−ミスティル
 ☆6 ATK/2100

「《ドラグニティアームズ−ミスティル》が手札から場に出たとき、自分の墓地からドラゴン族モンスター1体を装備できる! 《ドラグニティ−ファランクス》を装備!」

 騎士竜の持つ大剣が金色に染まる……あ、それだけですかそうですか。"ファランクス"が金色だったから、もしかしたら装備したドラゴン族と同じ色に剣が染まるのかもしれない。

「そして、装備カードとなっている《ドラグニティ−ファランクス》は自身を特殊召喚できる! 出てきて、"ファランクス"!」

 まあ、すぐに解除するんだけどね。
 竜の持つ剣から黄金の光が弾けた。拡散した光は一点に集束、小さな竜となって俺の場に帰還する。

 ドラグニティ−ファランクス ☆2T DEF/1100

 よし、これで場は整った!

「レベル4《BF−精鋭のゼピュロス》にレベル2《ドラグニティ−ファランクス》をチューニング!」


 (われ)(つむ)ぎしは地天(ちてん)(きずな)(すべ)てを(つらぬ)真竜(しんりゅう)(やり)

 刹那(せつな)(ひび)黄金(おうごん)よ、()()れる疾風(かぜ)(とも)()れ!

    ☆4+☆2=☆6

 シンクロ召喚(しょうかん)天地(てんち)(つな)げ、雷撃(らいげき)よ!


「《ドラグニティナイト−ヴァジュランダ》、降臨!」

 雷鳴と共に、金色の竜が天空から舞い降りる。俺にとっては、もはや馴染み深いモンスターだ。

 ドラグニティナイト−ヴァジュランダ
 ☆6 ATK/1900

「"ヴァジュランダ"がシンクロ召喚に以下略。
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