第三話 アントン・フェルナー
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
れば防げるんだ……」
「……」
そのきっかけがエーリッヒが養子になることか……。
「次の皇帝はエルウィン・ヨーゼフ殿下になる。皇后はサビーネ・フォン・リッテンハイムだ。皇帝をリヒテンラーデ侯が皇后をリッテンハイム侯が後見する。それをブラウンシュバイク公爵家が支える。皆丸く収まるさ」
何でも無いことのようにいうが……
「可能なのか、エーリッヒは貴族じゃないぞ」
「勅許を得たよ、問題ない。むしろ箔がついたようなもんだ。どんな貴族よりもフロイラインの結婚相手にふさわしいと皇帝が認めたんだからな。それにエーリッヒはリメス男爵の血を引いている。誰も文句は言えないさ」
「リメス男爵?」
エーリッヒはあのリメス男爵の血を引いているのか……。
「皆大喜びさ、完璧だってね。俺も同じ思いだ」
卿が喜ぶのは勝手だがな、目の前で卿を睨んでいるエーリッヒをどうにかしたほうがいいぞ。それとフィッツシモンズ少佐もだ。言っておくが俺もギュンターと一緒で、卿を助ける気は無い、頑張るんだな……。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ