暁 〜小説投稿サイト〜
IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
26話『闇の暗躍』
[5/7]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
いた矢先、怒りの咆哮を上げて教室の扉を蹴破って鈴が入ってくる。
寧ろ、彼女はシャルロットの事情を知ってしまった為に、普通に怒っているのだろう。
「シャルと一緒に浴場から出てきたってどう言うことよ!!!」
間違いなく、そっちに怒っていた様子だった。そんな二人の様子に苦笑を浮べていると、
「四季さん、一つお聞きしてよろしいでしょうか?」
「え、えっと……何?」
其処には綺麗な笑顔だが妙に威圧感を感じる笑顔を浮べているセシリアが立っていた。
「四季さんはその事をご存知でしたの?」
「一兄から相談を受けて。まあ、基本特例で寮生活じゃないからな。早めの自首を勧めておいた」
まあ、結果的にデュノア社が倒産した事で自首の必要もなくなったが。黒いオメガモン……オメガモンズワルドがデュノア社の本社を壊してくれた上に、何者かによってデュノア社が近日中に国に返却予定のISコアが全て奪われていたのが倒産の決定的な一撃になったらしい。
オメガモンズワルドの行動はISコアの奪取を隠すためなのかと言う疑問も沸くが、其方は引き続き遊撃部隊が調査してくれている。流石に一夜にして瓦礫の山となったデュノア社からは有益な情報は得られないだろう。
「それより、一兄……女の子と一緒に浴場からって……何をしたんだ?」
「そうよ! あんたまさか破廉恥な事してないでしょうねぇ……?」
「してない! 何もしてない!」
鈴の言葉を必死になって否定する一夏。内心、その姿に何もしていなくても“何かあった”と言っている様な物だろうと思う。
注目を一夏へと押し付けると、ふと秋八の姿が視界の中に入る。……憎悪に満ちた視線を一夏へと向けている姿が映る中、今までの秋八の行動の幾つかの疑問点が浮かぶ。
(……そう言えば、無人機やVTシステムについて何か知っている素振りが有ったな……。無人機……シャッフルガンダムより前に出てきたのは束姉関係だろうし、VTシステムはドイツ軍……原因も違う二つの事件を、何で知っているんだ?)
四季が未来を一部だけとは言え知っているようにも見える秋八の行動に疑問を抱く中、四季へと一つの影が近付いていく。
「っ!?」
何時の間にやら教室に入ってきていたラウラにキスされる四季の図。突然に事で思考停止になる中、唇に感じる感触で我に返り、現状を理解して顔を赤くしつつ、詩乃に知られたら本気で拙い事に顔を青くする……を僅か数秒で繰り返す。
「な!?」
そんなラウラの行動に叫び声を上げるセシリア。声こそ上げていないが箒や鈴、シャルロット、一夏や秋八と言った周囲のメンバーも驚いている。
「い、いきなり何を!?」
笑顔で怒る恋人の姿を幻視しつつ、天井で此方を除いてい
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ