ガンダムW
1589話
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起きているというイメージがあるんだよな。
……まさか、夜這いだったりしないだろうな?
サリィの性格を考えれば有り得ないとは思うが、シャドウミラーという存在は現在の連合軍にとっては非常に大きい。
そんなシャドウミラーの代表の俺と深い関係を築くというのは、連合軍にとって非常に大きい。
その辺りの事情を考えると、意外とサリィを使ったハニートラップというのは考えられるんじゃないか?
そんな風に考えながら扉を開けると、そこにいたのは向こう側が透けて見える程に薄いネグリジェのサリィ……ではなく、いつも通りに軍服を着ているサリィの姿だった。
……もしかして、欲求不満なのか?
まぁ、ホワイトスターにいた時に比べると、随分と大人しい夜を過ごしているのは間違いないし、相手も凛と綾子の2人しかいないから自然と抑えている感じになってるのは事実だが。
一度考えると綾子の鍛えられていながらも柔らかな女の肢体や豊かな双丘といった光景を思い出しそうになり、慌てて首を横に振る。
今はそんな事を考えている場合じゃない。
「アクセル代表?」
「いや、何でもない。それで、どうしたんだ? こんな時間に何か用か?」
「こんな時間と言っても、まだ午後10時過ぎですよ?」
「……ああ、まだそんな時間か。ちょっと寝てたんでな」
「あ、すいません。起こしてしまいましたか」
「いや、気にするな。こっちもそろそろ起きようとは思ってたんだ。……まぁ、その件はそれでいいとして、何か用事があったから来たんだろ?」
「はい。2つ程。実はアクセル代表が……いえ、正確にはシャドウミラーが依頼の報酬として要求していたガンダニュウム合金ですが、トールギスの分と一緒に地上に送られてくる事になりました」
「本当か?」
「はい。上の方からは、お待たせして申し訳ないと言伝を」
そう言って小さく頭を下げるサリィだったが、寧ろ俺としてはかなり早いとすら思っている。
連合軍というのは巨大だが、巨大な分だけ動きが鈍いところがある。
その辺りを考えると、随分と動きは早いと言ってもいいだろう。
「いや、気にするな。こっちはガンダニュウム合金がしっかりと入手出来るならそれでいい。それで、もう1つの方は?」
「その、ロームフェラ財団の上層部に対する攻撃の件です」
「ああ、結局デルマイユにしかやってなかったな」
正確には、デルマイユの屋敷から粗方金目の物を盗み出した後で屋敷を破壊したんだが、その後直ぐにこのルクセンブルク基地がOZによって占領されたので、その奪還作戦に取り掛かったのだ。
勿論、つい先程OZの基地からMSを盗み出してきたが、その件は表沙汰には出来ないから言わないが。
「はい。それでこちらに流れてきた情報によると、デルマイユ公爵はかなり怒って
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