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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
パーティー仲間に輪姦されてしまったカズマきゅん
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。平民の女など、一個人としても存在を認めていない人物のようだが、隣で媚びているのは女神アクア本人である。
「さんなど付けなくていい、こいつは平民だ」
「まっ」
 扇で口を隠すようにして、何か汚いものでも見たか、動物に話しかけてしまった失態を隠すようにだまった奥方さま。
 そこでカズマきゅんも違和感を感じメンデルの法則を思い出した。
(ふたりとも金髪じゃない)
 両親とも黒髪や茶色の毛で金髪では無い、祖父母が金髪で隔世遺伝でもしたかとも思えたが、ダクネスの綺麗な金髪を出すには、両親のどちらかが金色でなければ難しい。
「あれ? ご両親金髪じゃないんだ?」
 言ってはならないことを言ってしまったのか、ララティーナさんも両親も顔が強張ったが、領主が笑顔で答えた。
「私はどうも、子供が出来ない性質でね。それでもネトラレ属性は完備しているから、クローゼットの中から妻の浮気現場を見て興奮するのは出来たと言う訳だ」
 家族の秘密と言うか、ララティーナさん出生の秘密を笑顔で語ってしまった貴族。部外者であるパーティーメンバーに知らせてしまって良い話なのか当惑したが、貴族の独り言が続いた。
「私はこの地の正当な継承者ではなく、妻が領主の家系でね、婿養子に当たるのだが、もしカズマ君が私のように出世して、どこかの貴族の家督を継ぐ養子にでもなれば、娘との結婚を認めないでもない」
(いや、この子、あんたの娘だよ)
 ネトラレ属性まで完備し、マゾで変態で「貴族の領分」とか言い出すダクネスは、間違いなくこの貴族の娘だと思えたが、残念ながら血は繋がっていないらしい。

 そこで執事から住所と店名を書かれた札を渡され、声を掛けられたカズマ。
「今日にでも、この店に出向いて下さい。ここで貴方の仕事ぶりを見て判断させて頂きます」
 一応働きぶりと言うか、どのぐらい使えるか見極められるようで、暫く冒険者をお休みして、別の職業に就く羽目になったカズマきゅん。
 その札には「ブタの休憩所」という、汚らしい変な屋号が書かれていた。
 
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