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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
パーティー仲間に輪姦されてしまったカズマきゅん
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両脇に立っている兵士も今か今かとその指令が降りるのを待っていた。
(逃げようとしても無駄だな、スティールで刃物でも盗んで、貴族を人質にして……)
自分から僅か数十センチの距離にいる兵士から逃れるのは無理で、どうにか兵士から短刀でも盗んで、貴族を人質にして逃げる算段をしたが、それも両脇の兵士に取り押さえられ、執事に止めでも刺されれば終わりなので、逃げ道はないのだと悟った。
「どうかね? 海の向こうの奴隷市場で、男娼として出品されてみるかね?」
「い、いえ……」
多分、ここで殺されるより過酷な人生を送って、梅毒とか淋病とか、何かわからない性病に罹りまくって、ノンケなのにウリセンバーで働かされて、死ぬより辛い新生活が待ち受けているようで、座ったままオシッコちびりそうなカズマきゅん。
そこで、病んだ目で寝ている間からカズマにへばりついていて、「私のお父さんで先生でお兄ちゃんで恋人で前世から永遠の愛を誓いあった人を脅すのは誰?」みたいな病みきった表情で、膝の上に座っていたょぅじょがエクスプロージョンの呪文を唱えだしたのに気付いた執事が、慌てて領主にストップを掛けた。
「ララティーナ、この子が手紙にあった「魔法禁止の街中でも、平気でエクスプロージョンをぶっ放す頭のおかしい子」かね?」
「そうです、父上」
特に否定せず、真顔で答えたララテーナさん。
世間での物事をよく知らない領主でも、街中で起こる荒くれ者や冒険者の喧嘩でも、魔法使いの喧嘩はせいぜいファイヤボールか氷の矢、ぐらいに認識していても、まさか街中で攻城戦などに使う「エクスプロージョン」を使う、頭がおかしい魔法使いがいるとは信じられなかった。
それもこんな屋敷内、使えば自分も吹っ飛ぶか、瓦礫に埋まって死ぬかもしれないのに、エクスプロージョンできる人物がいるのは、紅魔族でもめぐみんただ一人であった。
まあ、ファイヤボールを知らない、とも言う。
パーティーの人選に偏りが有りすぎる、と思う領主と執事だが、もう一人頭がおかしい「自分が女神アクアだ」と言い張る人物もいて、娘もマゾで大剣が振るえないクルセイダーで防御一辺倒という頭がおかしい騎士なので、目の前のカズマと言う少年も頭がおかしい一人、全員頭が壊れていると言うか「似た者同士」と言えばピッタリだと思う一同。
「奥方様のおな〜り〜」
暫くめぐみんの存在を恐れ、沈黙が続くと兵士がドアを開けて案内し、遅れて馬車で来たと思われるダクネスの母親らしき人物が入ってきて、アクアも一緒に入ってきた
ダクネスの母を「どうぞこちらに」などと案内しながら、また茶坊主のように茶を入れて接待し、権力者に媚びる女神。
「ララティーナ、この男性がカズマさんですか?」
「はい、母上」
アクアを完全無視し、娘にだけ声を掛けたダクネスの母
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