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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
ダクネスの野望
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くよ」などと下衆な言葉も簡単に言える売女に落ちぶれ果てているのだ。両親や兄妹だけでなく、アクアやめぐみんにまで現状を知らせる手紙を書いて、無様に惨めに金の無心をするのだ。ああ、なんと愚かで格好の悪い行動であろうか? 今までの恩人や友人にまで醜態を晒して、家族の絆などではなく、ただの「金蔓」として、自分への愛情や友情を少しづつ金に変えていくのだ…… ああ、もう堪らない、その手紙を両親や家族、アクアやめぐみん達はどんな顔で見るのだろうか? 汚物を見て鼻を摘んでゴミ箱に投げるのだろうか? 灰皿で即座に燃やして捨てるのだろうか? それとも私達の窮状を案じて、小銭を送ってくれるのだろうか? ああ、もうその瞬間が待ちきれないっ! ……ちょっと? 聞いているのかカズマ? これは幻聴ではないのだぞ、概念通達と言って、告白もできない「気の弱い乙女」が男性に思いを伝えるための魔法アイテムなのだ、毎日誘っても襲いに来ないので、今日はリッチのお姉さんの店まで買いに行っていたのだ、嘘だと思うのなら私の「右スイッチ」をポッチリ押してみると良い」
 カズマは戸惑ったが、恥ずかしそうにしているダクネスの右スイッチ?をポッチリと押してみた。
「あんっ」
 先程からイチャイチャし始めたダクネスとカズマを汚い物を見る目で見ていたアクアが、「チッ!」とか舌打ちをしてから席を立って自室に篭った。
 会話が途切れたてしまったので、めぐみんも「私もそろそろ寝ます」とわざとらしい欠伸をしながら部屋に戻った。
 このままリビングで開始すれば良いはずなのだが、ダクネスも席を立って部屋に戻り、後を付いていったカズマを締め出して内鍵を掛けた。
「おい、入れてくれよ?」
「ああ、違うのだカズマ、私は恋愛をしたいのではない、暴力で踏み躙られて乙女を奪われて、心も体も人生も、何もかも滅茶苦茶にされたいのだ。分かってくれたのなら「装備」は上の階に用意してある、窓際に置いてある袋だ。窓からロープを使って降りてきて、私の全てを踏みにじって欲しい」
「わ、分かった」
 とにかくダクネス本人とヤリたいカズマは、何かハードルが高そうで、ハイリスクなゲームに参加することにして、三階に向かった。

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