新暦79年
異世界旅行 〜カルナージ〜
memory:35 明日に向けて
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倒れたらしく、本当ならイクスの参加は中止にする予定だったらしい。
だけどこればっかりはイクスが譲らず、話し合いの結果、安静を条件に姉さんたちから許可をもらったようだ。
「イークースーぅ?」
「……ごめんなさい」
「まあまあユーリさん、イクスも悪気があったわけじゃないですし」
「そうだよ。それに悠兄ぃに伝えなかったことだって、心配かけないようにしようってしたわけで」
イクスを援護する二人。
イクスも反省しているようで頭を下げて謝罪の言葉を口にしている。
「はぁ……、風邪ひいてるなら引いてるってと言ってくれないと。別に風邪引いたからって怒って家に戻すなんてしないんだからさ」
「……本当にごめんなさい」
「うん。ところでセイン、このことなのはさんとフェイトさんには?」
「メンバーに数えないようにしてもらってる。だからイクス、明日は私たちと一緒にみんなを応援しようね?」
頷くイクスを見てパンッと手を叩く。
「はい、それじゃこの話はここまで」
ひと段落ついたところで、
「そういや、セインはイクスのこと言うためだけにここに来たの? リビングにみんな集まって続々と料理が並べられてるけど」
そうリビングに視線を動かすとせっせと動く大人組の姿がある。
それを見てリオとコロナはあわてて立ち上がる。
「お、お手伝いします!」
「あ、あたしも!」
と、リビングへと駆けて行った。
「……ああ、ごめんごめん。準備できたから呼ぼうとしたんだっけ」
「そんじゃ行きますか。イクス」
「はーい」
-side end-
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