暁 〜小説投稿サイト〜
もう一人の八神
新暦79年
異世界旅行 〜カルナージ〜
memory:34 温泉パニック
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同年代の人が集まる学校にかよらず仕事だっけ。当たり前すぎてすっかり忘れてた。そだね……」

最近の出来事や友達のこと。
あの先生はダメだの、この授業は面白いなど、いろいろ話した。
それに、エリオからは仕事場での様子を聞いたりもした。

「ふえっ!?」

「ひゃっ!!」

「はわわっ!」

「きゃあっ!」

「〜〜っ!!」

「あっ!?」

「ふえっ!?」

「うわっ!!」

「きゃっ!!」

突然柵の向こうにある女湯から短く悲鳴やあわてた声が聞こえ出した。

「向こう、なんか騒がしくなったけどどうしたんだろ?」

「ホント。まあ、ティアナさんとか大人組いるし、大抵のことには対処できるだろうから放っておいてもいいんじゃない?」

「そうなのかな?」

「んー、それならイクスに聞いてみるか。≪イクスー、そっちの方急に騒がしくなってるみたいだけど、なにかあった?≫」

≪ゆ、悠莉ですか!?≫

驚いたような、恥ずかしそうな返事が聞こえた。
まずは落ち着くように伝えた。

≪……落ち着いた? そっちで何があった?≫

≪は、はい。大丈夫です。えっとですね、多分ですけどセインからセクハラを……≫

≪セインが? それに多分って……≫

≪姿を見たわけではないので。あと、悠莉と私が部屋に荷物持っていった時に何となくウヌースを置いてたんです≫

≪あの時に?≫

≪はい。その後にセインが言ってたんです。温泉サプライズをしかけると≫

セインだしありえるね。
遊ぶみんなが羨ましいとかなんとかで。
まあ、やり過ぎなければ構わないと思うし。

「ユウ、なんだって?」

「どうやらセインのイタズラというかセクハラにあってるみた―――「やーーーっ!」い?」

今の声はリオ? それにしても若干違うような……

≪今のってリオ?≫

≪セインがリオの…その、胸に……≫

≪あー……うん。もういいや≫

≪それでリオが涙目で大人モードになってセインに空中コンボを決めてセインがちゅどーん≫

≪御愁傷様、そう言いたいけど……少しやり過ぎかな≫

冗談なイタズラといえど相手を、それも年下の子を泣かすのはちょっと、ね。

≪なので私もセインにお説教をしようかと≫

≪そっか。セインの自業自得とはいえ…やり過ぎないでね≫

そういって湯から上がる。

「もう上がる?」

「向こうはまだまだ時間がかかりそうだし。あとは、料理を途中でメガーヌさんに全部任せてしまったから手伝おうと思って」

「そうだね。僕も手伝うよ」

エリオと浴場から出た。
その間際、

「イクス? ちょっと怖いんですけど……!?」

「少しは反省してく
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