32秋子の昔話
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て下さいって」
どうやら、自分こそが祐一の約束の相手だと言いたいらしく、今回ここに引っ越して来たのも、その約束を果たす為らしい。
(あのババア、自分の色恋のために、息子を売りやがったな?)
「…そんなに私じゃ嫌なんですか?」
「いえ、そうじゃなくて、あっ! 秋子さんっ?」
祐一の手を取って自分の胸に押し当て、もう片方の手で祐一をまさぐり始める秋子。
「こんなオバさんじゃだめですか? それも名雪みたいに大きな娘までいる女じゃあ」
「だって俺と秋子さんは、親戚…」
「姉さんと私は、本当の姉妹じゃありませんよ、近い血筋でしたけど親戚でもありません」
「うっ」
その声は、秋子の指摘に驚いたからでは無く、女性の手で股間を触れられた、嬉しい悲鳴であった。
「それに、私は生まれてから、まだ21年しか経ってないんですよ」
「ええっ?」
思いっっ……きり嘘のような気がしたが、この肌の艶や若々しさからすると、信じられない話では無い、しかし名雪の年齢を引くと……
「2歳までは狐でしたけど、そこは掛算しないで下さいっ」
「はい」
強い口調で言われ、狐年齢は計算しない事にする祐一。
「私は姉さんに引き離されて、「貴方」のお父さんとは、「Bまで」でしたから、「男性とは経験が無い」んです」
顔を赤らめ、さらに自分を「処女」だと言い張る秋子、名雪と言う証拠がある限り、まるで「マリ*ァナを吸った事はあるが、肺には入れていない」と言った某大統領ぐらいの大嘘である。
「じゃあ名雪は?」
「祐一さんの妹じゃありません、名雪は私のクローンですから、心配しなくても大丈夫ですよ」
「ええっ!? 何の話ですかっ? クローンって、そんな」
「私と名雪って、よく似てるでしょう? 姉さんや真琴の体も、私達が使う「人間に変化した過去の純血種」のコピーなんです」
「そんな?」
「でも今の私達とは適合しないので、普通は1ヶ月しか持たないんですけど、「力を無くして人と同じになったお父さん」「祐一さんを妊娠して生き残った姉さん」「自分と同じ名雪を妊娠して余り力を失わなかった私」「私と同じでも人として生まれた名雪」「祐一さんのお陰で定着した真琴」今までの歴史上、これほど純血の妖狐が集まった事は無いんですよ」
話の内容が凄すぎて混乱している祐一は、これは夢ではないかと、自分の頬をつねっていた。
「ふふっ、夢じゃありませんよ、それにこの体、狐や人間と混じった体と違って凄いんです、ほら」
何が凄いのか知らないが、やはり叔母として尊敬していた相手と交わるには抵抗があった。
「待って下さいっ」
さらに今日は、十発も発射しているので、賢者モードで比較的冷静な祐一。
「やっぱり姉さんに任せっきりだったのが悪かったみたいですね、それに祐一さんに 「自分で」させる
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