32秋子の昔話
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から、ビニール袋に入れてレンジでチンして膨らんだ所を開封して、アツアツの蒸気がモワッと吹き出すのを楽しみ、残りも新しい空気を入れながらクンカクンカスーハースーハーして楽しみ、水分が無くなるまでチンして繰り返す」という高度な趣味を楽しめない体になってしまう!
これからは舞本体を直接楽しめる関係になったので、もう毎日でもモミモミチューチューペロペロモフモフして楽しむ予定だったが、人体を失うと他の可愛い女の子を楽しめなくなり、スーハースーハーする中でも「舞の足の裏から出た脂汗が、靴と足裏に残った白癬菌を始めとする有能な菌類によって熟成され、三日間以上脂汗の補充と熟成を重ねた至高の逸品、靴下!」「舞が履き古して、キャベツが腐ったような匂いがする布の運動靴」の匂いを楽しめなくなってしまう!
セブンセンシズに目覚めれば、靴下が奏でる異次元のメロディーや、アンモニアなどを始めとする生物が毒だと感じる臭気を、全身に纏って完全変態?することも可能で、臭気として再び楽しむこともできるのだが、それを知らない佐祐理は不幸のズンドコに叩き落とされていた。
第三十二話
「もういいか? 私は眠い、パーティーの食い物が来たら起こしてくれ、では寝る」
美汐からチョロインさんに魔物が移動し眠りに着いた。続いて佐祐理は、祐一の中に眠る舞の胴体の魔物、祐一クンロボの戦闘AIでもある「嫉妬」の使い魔を引き出そうと思った。
「ご覧頂けましたか? 魔物は美汐から緒路院さんに移動しました。次は座古さんと月人さんの番ですね」
佐祐理の能力によるものか、雑なネーミングで名付けられてしまったザコ三人。これからは佐祐理の手足となって働き、魔物も入れてもらって真っ当な戦力として扱われるようになる。
そこで一旦録画を止め、カメラを移動させて自分と祐一の前に設置する。
「さあ一弥、貴方の中の魔物が必要になりました。舞の胴体さん、ちょっと移動してもらいますよ」
「私の意思では移動できない、戦闘AIとしての任務を解任し、マスターが追い出す状況でなければならない」
祐一くんが「田村ゆかり」の声で話し始め、ビデオにも音声が残るよう配慮した。
「そうですか。一弥? この子を解任して押し出して頂戴。それと、胴体さんは一度だけ舞の中に帰ってくれる?」
「分かった」
ザコの中に入って間違って討伐され、舞の魔物が失われた時の事も考え、一旦本体に戻して双方に修復のボーナスを与えようとする。
「舞、こちらに来て、それで背中の傷をビデオに向けて見せて頂戴」
「…こう?」
ジャージの上を脱ごうとした舞を止め、佐祐理が手ブラで隠しながら説明する。
「今、舞の背中はこうなってます、魔物に負わされた傷、舞が魔物に負わせた傷、両方が体に残って、こんな酷い傷だらけの体です」
魔物
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