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KANON 終わらない悪夢
29秋子ちゃんvs佐祐理、真琴の帰還
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までは、ステイタス異常が収まらないので、秋子ちゃんランキングが少し下がった。

「えっと、ただいま?」
 そこで玄関が開く音が聞こえ、誰かが疑問形で帰って来た。一瞬名雪かと思った一同も、声が違うのに気付いて最悪の訪問者が帰ったのだと悟った。
「「「「ぴぎゃああっ!」」」」
 伝承に残る「丘から降りて来た純血の妖狐」それも月宮真琴と入れ替わりたい願望を持つと思われる「沢渡真琴」の来訪に驚嘆して、勝手口方面に逃走する月宮真琴一行。
(ちわー、三河屋でーす)
 普段は単独で立ち入れない秋子の家も、真琴が入ったので勝手口から簡単に侵入できた天使の人形。三河屋さん?は、サザエさん?にビールやお酒の御用聞きに入ってきた。
(磯野〜、野球行こうぜ〜)
 ベランダ方面からは、魔物の一弥くんが来てカツオ君?を野球に誘っていた。結局玄関以外も魔物に包囲されていて、逃げ場がない真琴一行。
「「「「ぎゃああっ!」」」」
 水瀬家に来た三匹の化け物プラス搭乗者の強大さを感じたが、逃げ場は無いので秋子や祐一の背後で震えていた。
「あら、お帰りなさい、真琴。あゆちゃんと、天使の人形君と、一弥君も一緒なの?」
「えっ?」
 絶望的な状況の中で、一弥と聞かされた佐祐理と、天使の人形と聞かされた舞以外のメンバーは恐怖し、栞までも相手の力の強大さに腰を抜かし、祐一も二股浮気相手のマコピーが出現したので、詰みとチェックメイトと死刑を覚悟していた。

 選択肢
1,月宮真琴は沢渡真琴に魂まで喰われて入れ替わりの儀式が行われる。(祐一と秋子以外の邪魔者と目撃者は始末され、記憶は適当に書き換えられる)
2,沢渡真琴に支配される。(祐一と秋子以外の邪魔者は命を喰われて、あゆ復活の生け贄になる)
3,佐祐理お姉ちゃんの溺愛ハグに期待してみる。
4,全員、天使の人形のオモチャになり、面白おかしい状況にされる。
 選択「3」

「貴方がサワタリマコトさん? 可愛い子ですね? 一弥はどこにいるんですか?」
 真っ先にマコピーをハグせず、一弥を探したのでスルーされた佐祐理。
「…天使の人形っ」
 鞄から真剣を抜いて刃と切っ先に気を込め、例え一弥やあゆを巻き添えにしてでも、魔物を叩き切る準備をする舞。
(やあ舞ちゃん、今は遊んであげられないんだ)
「ぐっ」
 舞は動きを止められ、抜刀の途中で固められた。真琴一行も無詠唱での「沈黙」と「影縫い」を受けて逃走もできず、化け物たちの気配に恐怖した。
「あら、喧嘩はいけませんよ。お茶でもどうですか? 一弥くん、お姉さんが探してますから、手でも握ってあげたらどうです?」
(いやだよ、ぼくをいじめた奴となんか、仲良くしないよ)
「一弥ぁ……」
 当然のように弟に拒否され、その場に泣き崩れる佐祐理。秋子も抗う術を持た
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