29秋子ちゃんvs佐祐理、真琴の帰還
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ったよ)
「お金持ちだったら姉弟で仲が良いのかと思ったけど、うちと同じなんだね」
(そうだよ、仲の良い家族なんて存在しないんだ、仲良くしてるなんて打算があるか、何かおかしい奴らなんだよ)
掴んで動き出しても、もう元が何か分からないハンバーグを踊り食いする天使の人形。弁当箱からはウィンナーが逃げ出し、唐揚げが栞を襲おうとしたので食い付いて飲み込んだ。
(栞ちゃん、食べてる間に着替えてきてよ、今まで君を虐めてた奴らに復讐しに行こう)
「え? いいの」
(うん、どんな残忍な方法で仕返しするか、考えておいで)
「うふっ、分かった」
魔物が抜けて、夜の狩りから開放された栞は、自分の意志で狩りを始め、陰惨で暴力的な、甘い復讐の果実を育て始めた。
この日に産まれた魔女と使い魔の二組のコンビは、夜の街を寒々とした荒野に変えて行った。
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