ガンダムW
1588話
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ては空間倉庫に収納していく。
そして全てのリーオー……30機程を空間倉庫に収納すると、次にエアリーズの方へと向かう。
「駄目です、班長! 扉の前に瓦礫みたいなのがあって、外に出られません」
「こっちもです! 大扉の前にも瓦礫があります!」
へぇ、整備員の中にも判断の早い奴はいるんだな。
ふと見れば、格納庫の中には幾つかの光がある。
その光がいざという時の為に用意されていた懐中電灯の類だと理解すると、用意の良さにさすがOZと納得してしまう。
「ああ!? くそっ、その瓦礫が壁か天井から落ちた衝撃で電気の供給が出来なくなったのか!? 予備電源の方はどうだ!」
整備員の中でも偉い人物なのだろう。班長と呼ばれた人物が叫ぶ声を聞きながら、エアリーズを次々に収納していく。
こちらは全部で20機程か。
触っただけで収納出来るので、1機辺り1秒も掛からずに収納出来るのは空間倉庫様々だよな。
「駄目です! 予備電源も動きません!」
「ふざけんな! 予備なんだから、こんな時に動かないでどうしろってんだ!」
悪いな、予備電源は俺の方で壊させて貰った。
エアリーズの次は……一応トラゴスも収納していくか。
エアリーズからそう離れていない場所にあったので、ついでとばかりにトラゴスを全て収納する。
もっとも、OZでのトラゴスは評価がそれ程高くないらしく、10機程度だが。
「っ!? おい、光をリーオーのある方へ向けろ! 何か今……」
おっと、気が付いたか。
まぁ、懐中電灯があればその辺には気が付きやすいか。
なら、少し急いで……
「はぁ!? おい、エアリーズもなくなってるぞ!」
「馬鹿な!?」
そんな声を聞きながら、パイシーズとキャンサーを収納していく。
新型MSだけあって、その数はそれぞれ10機ずつとあまり多くはない。
だが、何もないよりはマシだろう。
「くそっ! どうなってやがる! トラゴスも消えてるぞ!」
そんな風に騒いでいる声を聞きながら、用事を済ませた俺は、影のゲートを使って格納庫から脱出する。
……ああ、そう言えばMS輸送機がなかったな。
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