暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1588話
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幾らでも買う事は出来るんだが。
 もっとも、宝石の類もいつまで俺達がこのW世界にいなければならないか分からない以上、生活費として考えれば幾らでもあった方がいいんだが。
 そんな事を考えている間にもスライムの操作を続け、格納庫の中にある監視カメラの類は全てスライムで捕捉する事に成功する。
 また、格納庫へと電気を供給している送電線やら、いざという時の為の補助電源やら、その類も全て見つける。
 格納庫の天井裏やら、壁の隙間やら、地下やら……そんな場所にある代物だ。
 それとついでに格納庫の出入り口やら、MSが出入りする場所やらといった場所も同様に把握する。
 よし、取りあえずこれで全てを把握した。
 後は行動に移すだけ。……そして行動に移すべき時、出来るだけ整備員に被害が出ない配置になるのは……今!
 スライムを使い、一瞬にして全ての監視カメラを破壊し、同時に電気をこの格納庫へと送っている送電線や補助電源といった代物も切断する。

「うっ、うわぁぁぁあぁぁあっ! 何だ!? 何があったんだ!? いきなり暗くなったぞ!」
「電気はどうした! 予備電源に切り替えろ!」

 そんな叫び声が格納庫の中に響き渡るのを聞きながら、次に再びスライムを使って扉の近くやMSの出入り口といった場所付近の壁を崩す。
 ががががが、という音が整備員達の悲鳴と共に周囲に響き渡った。
 スライムを使い、崩れた壁により怪我をした整備員がいないのを確認する。
 勿論中には突然電気が消えたせいでパニックになり、それが原因で怪我をした者もいるかもしれないが、そこまでは面倒を見切れない。
 そもそもの話、俺がOZの整備員の心配までする必要は本来ならない。
 それでもこうして心配をしているのは、OZの反乱が終わった後で連合軍に整備員が多ければ多い方がいいというのもあるし、このままOZで整備員として活動していれば新型のMS……とまではいかないが、新しい武器の開発くらいはしてくれるのではないかと、そう期待しているからだ。
 勿論それは絶対という訳ではなく、出来れば生きていればいいなという程度なのだが。
 ともあれ、俺の予想通りに格納庫の中は闇に包まれ、整備員達はそれぞれ混乱している。
 格納庫の安全対策なのか、それとも防諜対策なのかは分からないが、窓の類がなくて月明かりが入ってこないというのは俺にとっても幸運だったと言えるだろう。
 そのままスライムを空間倉庫に戻し、影のゲートへと沈む。
 そして次に姿を現したのは、格納庫の中でもリーオーが並んでいる場所。
 混沌精霊の俺だからこそ、この暗闇の中でも平気で動けるが、整備員達にとっては突然視界が闇に包まれたのだから混乱するのも当然だろう。
 整備員達が右往左往しているのを眺めつつ、俺は次々にリーオーの足へと触れ
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