28新興宗教
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からも抗争からも免除」という特典まであったにも関わらず、「川澄舞姐さんは男にヤられて腑抜けになって引退、卒業」などと聞けば、「姐さんをヤりやがったクソ野郎はどこのどいつだっ?」と地域全体の不良どもが学校に押しかけ、祐一が西部の掟?で「広場に連れて行かれて高い所に吊るされる」「首にロープを掛けられたまま族車に引き摺られ、遠距離ドライブに連れていかれる」のは規定事項なので、連中の耳に入り次第校内で血の雨が降るのも確定していた。
ついでにオマケとして、「乱暴で男っぽい喋り方をしているが、気さくな奴でサバサバしていて竹を割ったような性格で男の友人も多く、ガサツでお転婆なのでよく下着まで見えてしまってドッキリ、友情から愛情に発展してしまったので告ったが、「ダチとは付き合えねえ」と断られ続けているのに、一月に来たばかりの転校生に寝取られた」と聞けば我慢出来ない男達や、「サラサラの猫っ毛とポニーテールが綺麗で、引き締まった体でスタイルも良く、食べるものに制限があって何か宗教ヤってるらしいけど、それ以上に人柄も良くて愛想も良く、結構可愛い部類に入る女の子が、ヤリチンのクソ野郎を「王子様」などと呼び始めて早速喰われた」と聞けば黙っていられない男子、「背が高くて武道もやっていて礼儀正しく、運動神経も良くてもの凄いスピードで、空手部の男子より強いはずの女が、クソ野郎にヤられてしまった」と聞けば、正拳突きを百回と足蹴りも百回、回し蹴りから脳天唐竹割りも入れてやらないと気が済まない連中がいるので、明日からの祐一くんの周囲ではバーリトゥードの反則技が炸裂し、「黄色い悪魔」に対して、草も木もないジャングルで、血を呼ぶ罠が待っているらしいので、舞ちゃんや栞ちゃんに守ってもらわないと生きていけない状況に陥った。
また舞の家。
『さて真琴、貴方達の目的は何ですか? 正直におっしゃい』
佐祐理によって舞の左足の魔物を詰め込まれてしまった真琴。心を穢され、体の自由を奪われ、じわじわと全身を蝕まれていく恐怖に襲われたが、痛みは無く、逆に心地良い感触が身を包んでいった。
「ヤッタネ、ミャハッ!」
魔物に支配された真琴の第一声はこれだった。自分でも何故こんな声が出たか理解できなかったが、左足に潜む使い魔が新しい体に喜んでいるのは分かった。
「お嬢っ!」
「おい、大丈夫かっ? 何をしたんだっ、お姉、さま?」
佐祐理を追求しようとしたが、名前を呼ぶこともできず、自分の口からは「お姉さま」としか言えないのに気付き、相手の術の強大さに恐れおののくザコ1号。
「何てことだ……」
これでもう里に連絡することはできなくなり、「真琴お嬢様が川澄舞の夜の使い魔に取り憑かれて、災厄を起こしている連中の仲間になった」とでも言えば、頭の固い古老達から抹殺指令が出て、下手をすれば別の追手が出
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