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KANON 終わらない悪夢
28新興宗教
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の幼なじみである名雪までヤられてしまい、さらに栞の命の恩人になって姉にまで好意を抱かせ、香里本人が倒れた後にはその口から告白させて、その夜のうちに結ばれ、一生の伴侶になるはずだった女を「トンビが油揚げをさらう」ように盗んで行って、さらに今朝は隣のクラスの女にまで手を出した話まで聞かされ、呪いのビスクドールになってしまった北川」、を慰めるため、北川のマブダチを始め、様々な男達が何かに呼び寄せられるように集結し、仮称「相沢祐一をボコる会」の第一回会合が非公式に行われていた。
「北川、大丈夫か? 俺らが力になれるなら何でもするぞ、言ってみろ」
 壁殴り代行業者になってしまった親友を見て、泣きながら骨折している手でコンクリート壁に正拳突き百本の苦行を続ける気の毒な男を見ていられず、男達が押さえつけて壁殴りを中止させた。
「へへっ、ほっといてくれよ、今日の俺は何をしでかすか分からねえぞ?」
「とりあえずカラオケにでも行って騒ごう、デカイ声でも出して叫んでたら気も晴れる」
 学生の身分だが、ここまで荒れた親友を見ていられず、停学覚悟で酒でも飲ませて憂さ晴らしをさせようと思う男達。
「「「「「「俺らも付き合うぜ、ご同輩よぉ」」」」」」
 泣いている男達が北川を囲み、これまでも「キッツイ性格で男嫌いだが、それも含めて好みで、美形度とスタイルの良さでは舞にも匹敵する、三年ではトップクラスの美人で成績も良かった香里が好きで、告白して全滅していた男達」。
 それに「よく寝ている所を拝見して、ムーミンか、たれパンダ系で寝顔が可愛い、陸上部で頑張っている所もオッケー、という名雪が好きだったのに、同じ家に住んでいるのを利用して、あの可愛い笑顔と寝顔を穢されてしまい、大して好きでも無いくせに乙女を踏みにじりやがった上にヤリ捨てしやがって、あのクソ野郎! あのムチムチのぶっとい太腿と、ぶっといふくらはぎ、走るのに邪魔にしかならないデッカイ胸、ブルマからもはみ出す超デカイケツは俺らの憧れだったのにっ!」と言いたい変わった趣味をお持ちの男達。
 隣のクラスや同学年からは「小柄で可愛くて貧乳で運動も苦手な?お嬢が好きだったのに、あの極上の貧乳と中学生同然の体型の価値も分からないくせに「セックスフレンド」として抱いただと? 小学校の同級生でお互い初恋の相手だっただと? 体に一生消えないような刺青?まで書きやがって、てめえもどうせ、お嬢の金目当てなんだろ? 俺らはあの貧乳と幼児体型と、チンチクリンでチンクシャで、こまっしゃくれた表情まで好きだったんだよっ、クソ野郎がっ! 絶対にテメエのケツも掘ってやるっ!」と言いたい男達。
 さらに二年からは、「小中学当時から病弱だけど大人しくて優しい栞さんが好きだったのに、花でも植木でも動物にでも優しくて、死んだり枯れただけで泣いてしまうような
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