27佐祐理のお仕置き
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状態になった真琴も、ついに堕ちて舞を姉と呼んだ。
(アルファワンに大してジィアントバズーカ発射体制、子種なしモードで対象を撃退します)
「ようし、来た来た、たっぷり中出しして孕ませてやるっ」
栞から受けた制裁の仕返しに、少し意地悪を言って困らせてやるが、自分が仕出かした浮気の数々や、恋人への背信行為はすっかり忘れている祐一クン。
「中には出さないでっ、学校退学になってしまいますっ」
そこで栞の背中に佐祐理が触れ、尻を叩くのではなく、体重を乗せて語りかける。
「栞、そのまま一弥の精を受け止めなさい、それが貴方の寿命を延ばす方法です」
「えっ?」
佐祐理の口調が急に変わり、優しいような、怖いような語り口調になった。
「栞さん、真琴さん、貴方達は自分のお葬式の夢を見たことはありませんか? 佐祐理は何度もあります。弟の葬儀が終わった後から、何度も見るようになりました。力を使い果たして倒れて、病院でも手の施しようがなくてそのまま…… でも家族以外の誰かが悲しんでいる光景です」
「「えっ?」」
急に素に戻って「さん」付けで呼ばれ、お尻丸出しでシバかれている状況や、お姉様に見られてビデオにも撮影されながら犯されている状況に恥ずかしくなるが、思い当たる節が多すぎる栞、真琴と、舞までが固まり、夢の中の記憶を探った。
「そこからフィルムでも巻き戻すみたいに風景が逆回しになって生きている時まで戻って、その誰かに「何か」を渡されませんでしたか?」
「「「あっ」」」
夢の中の出来事、それも目が覚めてしまえば簡単に忘れてしまう夢の内容。しかし三人は何度も見た光景を思いだした。
「私達が力尽きて倒れた時、何かを両手で掬ってボタボタ零しながら駆け寄ってくれて、空になった体を満たしてくれたのは、この手じゃなかったですか?」
祐一の手を取り、栞の目の前に差し出す佐祐理。
「そんな……」
手の大きさは違ったが、おおまかな感じ、覚えのある手相、何もかもが夢の記憶と重なり、震えだす栞。
「…祐一」
まだ舞も魔物も弱かった頃、何度か魔物四体を瀕死に追い込み、最後の一体の急所に刀を突き立て、満足して倒れたあの日。
何者かが自分を救い、左右の腕の魔物にまで何かを飲ませてくれた記憶がある舞。その気配は約束の少年と酷似していた。
「相沢くん……」
父親に捨てられ、母と共に実家に帰った頃、母の予言だの天啓に振り回され、術の修行や心身の修練など、どうでも良い事ばかりさせられて自暴自棄になり、故意に力を使い切って倒れた時、必ず現れて自分を抱き起こして支え続けてくれた存在を思い出す真琴。
「みんな、どうしたんだ?」
栞のお目目を加えて、合計八個に増えたヤンデレーな目が祐一に向かい、大きかったはずのオットセイ君が萎んで、オシッコもちびりそうに
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