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KANON 終わらない悪夢
26佐祐理の初体験
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れ、体制を崩して祐一を離してしまう栞。しかし今度はベアハッグの体制に持ち込み、エドモンド本田のような腕力でヒットポイントを削られ、背骨をメキメキと締め上げる。
「ゴホッ、ゴホッ、グヘッ(中身出ちゃうよ)」
 栞の目には赤外線の動きで「ヤダ、センパイの家に呼ばれたのに電話でお友達呼ばれちゃった、どうしよう、私このままじゃあセンパイ達に輪○サレチャウ」みたいな祐一の状況が見えたが、エロ顔でシャワーまで浴びた後、ヤンデレのセンパイ二人に輪○されてしまったマヌケな恋人の姿も見えた。
『解錠!』
 真琴一行にも突入され、合計八人もの大所帯になった川澄家。女達は手に手に凶器を持って戦闘を再開しようとしていた。
『川澄舞、貴方に正常な恋愛が許されるとでも思ってるんですか? それも現人神たる王子様との恋なんて』
『…祐一は私達の』
 血の気が多すぎる女達が、また戦いを始めようとしているのを見て、血の気が引く祐一。
「待ってくれっ、佐祐理さんの中にも魔物がいて、今から取り出して舞に返す所だ、話を聞いてくれっ」
「「「「「えっ?」」」」」
 術者としても信じられない話を聞き、戦いの準備を止めた一同。
「まさか? また使い魔を取り出して持ち主に返すだと? 本当に有りえるのか?」
 術について詳しく知りたいザコ1号に掴みかかられ、やっと栞の死のハグから解放して貰った祐一。
 舞もジャージを着て、佐祐理もブラウスと下着だけは穿いて体を隠した。
「ああ、さっきも香里に憑いてた奴と舞が戦ってて、話し合って一旦俺に取り込んでから舞の中に帰ってもらったんだ」」
 知っている内容を一通り話し、栞の時と同じように魔物と話し、和解させて舞に返したこと、魔物は舞の体の一部で残り三体いて、感情や欲望でもあること、すべてが失われると舞が死んでいた事、佐祐理の魔物も願いや恋愛を成就させ、満足させれば帰ることなども伝えた。
「凄えな、ババアの持ってる伝承にもそんなの書いて無いぞ、さすがアタシの未来の旦那だ、ちょっと惚れなおしたぞ」
 ザコ1号からチョロイン2号になった女に頬を撫でられ、良い気分の祐一。もちろんそんな発言は栞と舞と真琴(本物)とチョロイン1号に却下された。
『相沢くん、その使い魔、魔物は大丈夫なの? また徘徊して人の命を吸ったりしない? 川澄さんの体を乗っ取って暴れたりしないの?』
「もう舞の体から養分がもらえるし、本人たちも「もうそんな事しない」って言ってた。二人とも、何かに命令されて栞と香里の体に入って「命を繋いでた」って言ってたし、何かのために命を集めてただけだって言ってた」
「「「「命を繋いでた?」」」」
 香里の言葉と同じく、予想と逆の話をされ疑問符を浮かべる真琴一行。
 夜の使い魔は術者の命令で取り憑いた相手の命を喰らい尽くしてから乗っ取
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