舞の処女喪失、運命の少年と繋がる
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ましょう」と申し込みたいほど気持ちが昂ぶっていたが、舞には余りメリットが無いのと、怒りだしてチョップでも食らいそうなので黙っていた。
「…じゃあ、佐祐理も脱いで、狭いけどこっちに来て」
舞から聞けるとは思わなかったセリフを聞かされ、フラフラと近寄りそうになるが、気になることがあって立ち止まる。
「ちょっと待ってて、表を見てくるわ」
運転手が残っていないか確認するためにダッシュで表に出て、帰ったのを確認して、今度はビデオをセッティングして録画も始めると、祐一が見ているのに豪快に服を脱ぎ始めてブラと下着だけになると、祐一に高級デジカメを渡して舞の隣に割り込んた。
「祐一さん、舞とキスしてる所を撮って下さい」
佐祐理の目付きもかなりヤバかったので、有無を言う暇も無く受け取り、撮影係を仰せつかる。
「…佐祐理」
「舞……」
結構雰囲気を出して抱き合い、顔を寄せる二人。佐祐理も舞からしてもらうのは初めてだったので、目を閉じて受け入れる。
「いいですか? 撮ります」
そのまま縦横で何枚か撮っていると佐祐理が上になって舞を押し倒していく、意外な感じがして「ねこさ〜ん」だとばかり思っていた佐祐理が攻めで「タチ」なのかと思うと、予想外の言葉が出た。
「掛カッタナ、体ヲ返セ」
「しまっ……」
佐祐理にも魔物が憑いていたらしく、舞の上に伸し掛かり、首を締めながら口を開き、舞本体に侵入して体を取り返そうとしていた。
また病院の香里の病室。
『じゃあ、『私達がいない間、何があったのか思い出して、正直に話して頂戴』、香里』
術に掛けられ、夢の中のような魔物と祐一、舞との会話を思い出す香里。
「私が…… 病院に戻ったら川澄さんがいて、テレビの人や母さんを追い払ったの、祐一も買い物に行かせて中庭で戦ってた。何で戦うの? 意味わかんない」
『相沢くん取られて襲いに来たのよ、悪い女ね、もっと思い出して』
話に詰まった所は適当な嘘で流し、その先を思い出させる。
「あたしを殺せないからあの女も困ってたみたいだわ、でも左手を折ろうとして突っ込んできたから潰してやろうと思ったのに、この体全然力が出なくて、 に助けて貰ったんだけど、そこに祐一が帰ってきたから「この女に殺されかけた」って抱き付いたのに、祐一ったらあの女を信じたのよ」
一同も香里の言葉の空白が何者か分からなかったが、それが黒幕なのだと思い至る。
「その後ロビーでなにか話してたんだけど、何言ってたのか覚えてないわ、どうでもいい事よ、魔物があたしの命を繋いでたとか、祐一に近付けるようにずっと背中を押してくれてたとか」
「信じらんない、どうなってやがんだ?」
術者からすると最重要の話題のようだが、夜の使い魔は香里の命を繋ぐために憑依させられていて、恋愛を成就させる
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