舞の処女喪失、運命の少年と繋がる
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ら方角を教えて下さい。皆さんは私の腕を掴んで下さい」
「おおっ、縮地で連れて行ってくれるのか、アタシも初めてだ」
「相沢くんを見失ったのはあちらです、距離は…」
「もう分かりました、行きます」
今回も栞の術が無詠唱で行使され周囲の景色が歪む、魔物に体を強化された栞は、エネルギー容量も増強され、祐一から受けた力も多く蓄えられるようになって、一日に使える術の回数も増えていた。
「しっかり掴まってっ」
「うおっ、縮地って現地まで直線で行けるのか?」
「いえ、交差点は曲がっているようですが、早すぎて見えないようです」
何とか舞との交接を済ませた祐一、しかし物理攻撃最強となった栞ロボ?の襲来まであと僅か。佐祐理の処女を貰うのに間に合い、魔物を吸い出すのに成功するのか? 祐一クンロボの運命や如何に。
(惜しかったね、もう少しで舞の体を奪えたのに、まさかあんな攻撃手段があるなんて)
「でも、一人ずつ人格がずれるなんて嫌だよ、ボクまで誰かと入れ替わったら…」
(とりあえず誰かの体に入ってみるかい?)
「え? そんなのできるの、じゃあボク秋子さんになってみたい」
秋子のいつものポーズを取り、笑顔の真似もするあゆ。
「了承」
(あの体を乗っ取るのは難しいね、真琴(偽)とか天野美汐なんてどう?)
「天野さんって人は知らないなあ、でも真琴ちゃんなら会ったことあるよ」
うっかりと、真琴を知っていると言ってしまったあゆ、その魂は早速真琴(偽)の中にブチ込まれた。
「ええっ? どうなってるの? ここどこ?」
(秋子さんの家に行くといいよ、タイヤキや肉まんぐらい食べさせてもらえるよ)
どこかに保存されていた真琴(偽)の体が起動し、目を見開いて眼光が怪しく光り、稲妻が走る。
「ええ? フェードイン、バイラテラル角3.5、真琴ロボ、発進ゴー!」
操縦方法も分からない、お爺ちゃんが作った?神にも悪魔にもなれる最強ロボ?が発進した。
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