24舞と佐祐理
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祐一が舞を連れ、舞の家か自分の家に連れ込んで、一発お願いしようと画策して、エレベータを使って一階まで降りようとした時。
選択肢
1,このまま病院を出てタクシーを拾う。
2,裏口から逃げてダッシュで逃走。
3,舞に特殊な移動手段を教えてもらう。
4,冷静に考えてみる。
選択「4」
ここでも先ほどのような失敗を犯さないで、舞を犯せるように慎重に予想してみる。
祐一未来予知中……
選択肢「1」を選んだ場合。無事病院を出た後。
「舞、少し歩きながらタクシーでも止めようか? まだ歩けるか?」
「…うん」
まだ股間がヌルヌルのヌレヌレで、祐一と腕を組んで胸を押し付け、まんざらでも無い表情で祐一の言うまま連れて行かれる舞。
そこでタクシーが近付いたので手を上げてみたが、乗客が乗っていて病院に入って行き、助手席や後部座席に目をやると、乗っていた人物やリボンには非常に見覚えがあった。
(アルファワン高速接近! 栞クローが来ますっ!)
「くぁwせdrftgyふじこlp! キシャーーーー!」
歩道から目を話している隙に、音速で走ってきた栞に、挨拶代わりのランニングラリアットを喰らい、舞からも引き離され、ランニングネックブリーカーの体制で喉にエルボードロップもご馳走になり、それで終わりかと思えば、そのままチキンウィングフェイスロックに持ち込まれて引きずり起こされ、タップしてギブアップしても許してもらえず、美坂家仕込みのバーリトゥード戦のルールで殺人フルコースをタップリ堪能させられる祐一クン。
「おげふぅっ! ウゴフッ! グエエッ!」
多分、朝の通学時の態度の悪さ、人工呼吸でヌルヌルにされ、トイレまで走らされた罰。一時間目の休み時間にも不在で、周りの女子の噂話や嘲笑を受け、二時間目の休み時間まで女と過ごして浮気し、子供がいるかも知れなかった腹を蹴られ、魔物として殺されそうになった上、昼休みと五時間目の態度の悪さ、真琴(本物)と香里に完全敗北させられた怒りを、一身で受け止めさせられたらしい。
戦いの最中、栞を救おうとした事による情状酌量など一切存在しない過酷な制裁であった。
(タスケテ、タスケテ、シンジャウヨ)
先ほどタクシーに乗って来た人物に助けを求め、消え入りそうな心の声で鳴いてみたが、この時の祐一は、栞への恋心を完全に失い、決別を心に決めた。
『栞さん、それはやり過ぎです、相沢くんを離して』
「グルルルルルッ、ガオオオオオッ!」
猛獣使いのような同盟者の声を聞き、一応祐一への首絞めを解除し、勝利の咆哮を叫ぶ魔物。このままボロボロになったタヒ体?を抱えて姉の病室に駆け込み、武力によって雌雄を決しようかと思ったが、まずは目の前の敵を威嚇する。
「川澄サン、祐一サンヲ連レテ、ドコニ行コウトシテタンデ
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