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KANON 終わらない悪夢
24舞と佐祐理
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し続けてくれた存在がいなくなり、後ろ盾が無い状態で恥ずかしすぎる数日を思い、顔が赤くなったり青くなったりするのを隠していた。
『え〜、聞こえない、もう一回言ってよ』
 聞こえたのに聞こえなかったと言い、香里が口に出せない本心を何度も言わせようとする真琴。
「あたしと相沢くんは、その、愛し合ってるのよ」
 誰とも目も合わせられず、真っ赤になって下を向いてしまう、楽しい状態の香里をからかうため、他の女も参加した。
「そりゃあ「九回」もして、「口で三回」だっけ、愛がないとできないよな〜」
(くっ、くっ、くっ、口で三回?)
 自分でヤった事ながら、トイレが終わった直後の物を美味しそうに頬張り、喉の奥まで使って上顎の味蕾に押し当てて舌と同時に味わったり、同じく上顎の洗濯板のような場所でゴリゴリしたり、思いっきり吸い出して先っぽをペロペロして、出された物は美味しく頂き、何が根拠なのか「百薬の長」だとか「十年寿命が伸びる」と思いながら飲んで、十年掛ける三回なので三十年寿命が伸びた。などと考えてヤった自分が信じられず、背中を押し続けてくれた存在に向かって「ヤり杉だろコノヤロー」などと苦情を言う香里だった。
『今日の香里おもしろ〜い』
 顔から火を吹いて、二日前自分から入れたのと逆に、穴が会ったら入りたい状態の香里。もしこれで祐一本人がいたらどうなるのか? 会話など当然無理、目も合わせられない、また手を繋いだり、キスでもされたら心臓が止まるか破裂して死んでしまう。
「そ、そうね、ラブラブだもん、二人の愛の結果よ」
 そう言いながら、自分のお腹の中に「二人の愛の結晶」がいるかも知れないのも思い出し、嬉しすぎるような、恥ずかしくて心臓が激しく脈打って壊れそうな、色々な感情で潰れそうになる。
(きゅ、きゅ、きゅ、キューカイ)
 九回裏、逆転サヨナラ満塁場外ホームランをブチかましてしまった自分の行為と体力にも驚き、祐一が上になったのも二回目だけ、初めても三回目以降も全部自分が上になり、倒れてしまったオットセイ君を叩き起こし、ウエェットテッシュで拭いたとはいえ、自分の中に含んだ物を舐めたり掴んだり、しごいたり叩いたり噛んだりして起立させ、何度もレイプしたのを思い出し、背中を押し続けてくれた存在に向かって「一体どうしてくれんのよコンチクショー、今すぐ帰って来いっ」などと苦情を言う香里だった。
「病室でも絶叫告白して、今日の五時間目も凄い告白したんでしょ? 凄いわね〜」
「あ、あれぐらい普通よ、ええ、普通だわ」
 大人しめのトイレの少女にまで笑われ、自分がやらかした事態に卒倒しそうになる。病室での告白は緊急事態で命の危険があったので仕方ないとしても、泣きながら背中に抱き付いて「帰らないで、一人にしないで」とか、左胸を直接握らせて「あたしの心臓、まだ動いてる?
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