24舞と佐祐理
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出し、拒否されるのを前提に聞いてみたが、我慢できなくなり電源も入れて、シャッターを押してピントも合わせる。
「…いい」
思いがけず許可が出たので、全身やバストショット、背中や尻、細い足も撮って行く。
舞の体にはあちこちに傷があり、打撲、切り傷、擦過傷、様々な古傷がある酷い状態だったが、左右の腕だけは綺麗で、切り傷も青黒い痣も無かった。
「両手だけ痣もキズも無いんだな? もしかして魔物が帰って来たから治ったのか?」
「…本当、痣も切り傷も消えてる?」
不思議そうな顔をして、自分の両手を見渡す舞。長年自分自身を傷めつけて、自傷行為を続け、自殺するために努力し続けた少女には数えきれない傷があったが、今日の和解で許されたのか、再会と収容により修復の魔法でも掛かったのか、左右の腕から自傷の跡が消えていた。
「良かったな、いつか全身治してやる」
「…うん」
いつか残りの三体の魔物も説得し、目の前の気の毒な少女に返してやりたいと思う祐一。
しかし戦いに特化した体は美しく、真っ直ぐ立つと尻に皺さえできず、骨盤との間に笑窪までできる引き締まった体を見せられ、オットセイ君がギンギンになった。
(写真だけでも、佐祐理さんにバレたら殺されるのか?)
「ちょっと四つん這いになってくれるか?」
「…こう?」
今日は何でも言う通りにしてくれるので助かるが、後ろに回って撮影しようとすると、さすがの舞も恥ずかしがった。
「…だめ、そんな所」
「舞のきれいな花びら、残しておきたいんだ」
「……うん」
我慢して撮らせてくれるようだが、無理強いすると佐祐理にSATSUGAIされてしまう。花びら撮影(笑)の接写モードにして、左手で開いて右手で何枚か撮り終わった。
「ありがとう、シャワーでも浴びようか」
本日二枚目の処女膜を拝見して撮影までして、約十年分のオカズを手にした祐一。浴室に入ってシャワーを出し始めた舞に続けるよう、大急ぎで服を脱いだ。
浴室に入ると、まだお湯になっていない冷水を平気で浴び続ける舞がいた。「冷たいので嫌」とか「寒い」という苦痛すら感じないのではないかと思い知らされた。
「舞、まだ水だぞ、冷たくないのか?」
「…平気、少し痛いだけ」
冷たいとも言わず、「少し痛い」と表現してしまう舞。常人なら飛び退くような冷たさも平気で、羞恥心も恐怖も無く、男の前に裸体を平然と晒していた。
「いつか体の残りも探してやるからな、その中に「冷たい水を浴びるのが嫌」って感情もあるはずだ、きっと「寒い夜の校舎で夜中まで待って魔物と戦う」なんて真似、しないで済むようにしてやる」
「…うん」
お湯が出始めた所で舞に近寄り、後ろから傷だらけの体を抱いてみる。オットセイ君がじゃまになったが、背中に当てたまま折りたたみ、傷や痣のある胸を
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