新暦79年
覇王襲来
memory:28 覇王と影
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されたイングヴァルトの姿は、先ほどの大人の姿ではなく少女のものへと変わっていた。
「目、覚まさない。もしかして、やり過ぎた? マスタ、怒る?」
無表情が少し解け、おろおろしたものに変わる。
「……でも、報告、しなきゃ」
マスターと呼ぶ人へ通信を繋げた。
「マスタ、終わった」
『うん、お疲れ様―――ニヒル』
画面越しに労いの言葉をかける少年―――悠莉。
「ごめんなさい、やり過ぎたかも」
『それなら大丈夫だと思うよ。ノーヴェさんとのダメージがあるだろうし、見た感じ疲れて眠ってる。それに、ニヒル、君を操っていたのは私なんだから気にしなくてもいいのに』
「それでも、やったの、私、だから」
そう言うニヒルに優しく微笑んで「ありがとう」と伝える。
『ニヒル、もう少ししたらスバルさんかティアナさんがそっちにくるから、それまで覇王のことお願いしてもいい?』
「……護衛?」
『うん。お願いできる?』
「わかった。がんばる」
それから程なくして、ティアナがやって来た。
-side end-
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