第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜終わらぬ戦い〜
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ドォン!!!!
セッテの後方で、動力炉が爆煙を上げる。
しかし、直後に煙から現れてきたのは全く無傷の動力炉が出てきた。
ヴィータが振り返ると、青龍が手を動力炉にむかって伸ばし、電撃砲を放った姿勢になっていた。
「ふむ・・・・さすがに硬いですね・・・・ここはしっかり腰を据えて・・・・やりたいところです」
「ちょ、おま・・・・いきなり何やってんの!?」
「?私達の使命は・・・・あれを破壊することでしょう?・・・・こんなに広く、天井の高い通路で・・・・ああして立って待ちうけるなど・・・・撃ってくれというものでは・・・・ないですか・・・・だからやったのですが・・・・」
「いや、確かにそうだけどよ・・・・」
「やはりその程度ですか。たとえ私にこの場で勝っても、ここは破壊できません」
セッテの言葉は確かだ。
ここの動力炉の硬度はすでにそれだけでもロストロギア級に匹敵する。
この広い通路に彼女一人だけで配置された理由。
それは、絶対に砕かれないという自身があってこそだった。
「ですので、このまま潰させてもらいます。他のところに加勢されては、面倒との指示なので」
「・・・・ですが・・・・そうもいきません」
「あたしらはこいつをぶっ壊さなきゃなんねーンだ!!!」
そうして構え、臨戦態勢に入る三人。
その間に、ヴィータに青龍が念話で話しかけた。
『どうしますか?最悪、一人がひきつけて一人が破壊にまわるという手もありますが?』
『いーや。ここであいつを一旦ぶっ潰す。その方が早く終わんだろーし、そうすればほかの奴らも助かる』
『了解』
青龍は会話を終え、バッ!!と腰を落とし片手に青龍刀を握り、拳法の構えのように構えて、向かってくるセッテに向かって行った。
セッテのブーメランブレイドが青龍の首を狙って鋏のように閉じられるが、青龍は剣を閉じるブレイドに突っ込んで、挟み込めないように迎え撃つ。
が、そこで終わるセッテではない。
そこから青龍の胸を駆け上がるように蹴り、そのまま一回転して片方の剣を振り降ろし、もう片方を横から薙いだ。
そこで青龍はセッテの蹴りの勢いに身を預けて床に倒れる。
それによって横からの攻撃は避け、上からの攻撃を左に転がって避けた。
そしてそのまま起き上がりながら足払い、よろけたセッテの足を掴んで掬い上げて転ばせ、俯けにさせてのしかかる。
ヴィータの入り込む余地もなかった。
そもそも戦闘機人一体に、青龍が後れをとるわけがない。
完全に捕まえている。
これでは身動きも出来まい。
そこで最初の言葉に繋がるの
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