第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜終わらぬ戦い〜
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」
「ッ・・・・・・」
「俺たちの追い求めていた正義はどこに行った・・・・・俺たちの正義に、こんな犠牲はなかったはずだ。お前が与えてくれた俺の正義に、こんな悲劇などなかったはずだ!!」
「ワシが・・・・・与えた?」
レジアスが聞き返す。
ゼストにも自分の正義があり、かつての自分たちはそれが同じだったから、語り合っていたのではないのか?と
「いいや、違う。俺に最初、正義などなかった。ただ、強くなろうとしていただけ。俺は武人だ。すべてがそうではないが、少なくとも俺は、たいそうな物など持ってはいなかった。自分の力は何のために振るわれるのか、と疑問にも思った。だがな、そこでお前の理想を聞いたんだ。ああ、なんて甘く、青臭く、無茶難題を言ってるんだと思った。だが・・・・・・・俺にはそれが素晴らしく輝いて見えた」
「・・・・・・」
「そして、俺は決めたんだ。お前の理想を、俺の願いにしよう。お前の正義を、俺の信念にしようと。だが、お前は変わってしまった。正義のためといい、同じく正義のために戦ってきたものを犠牲にしてしまう男になってしまった」
「う・・・ぐ・・・・」
「お前の正義を、お前は見失ってしまった」
「では・・・・お前はやはり・・・・・」
「だから返しに来たぞ、レジアス・ゲイズ。借り物だった、お前の正義を。あのときのまま、大事に胸に抱いてきた、あの理想を、返しに来た」
「!!!」
「俺はすでに死人だ。この体も長くは持たん。おそらく、明日の朝日は見れまい・・・・・・・・先無き死人に、抱く理想は不要。ならばこそ、先を生きるお前に返すのが道理というものだ」
「ゼスト・・・・・」
「おまえにもまだそれが残っているのなら、為すべき事を為せ。もしないのなら、俺が共に行ってやる」
おまえに正義を取り戻させるために、さあ、一体何をしようか?
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「グ・・・・」
「・・・・こう組み合えば・・・・脱出は不可能です・・・・それはあなたも・・・・わかってるでしょう?」
ゆりかご内部後方
ヴィータと青龍が向かった先には、破壊目標の「動力炉」がある。
これさえ破壊すれば、ゆりかごは止まらなくても、最悪衛星軌道上への浮上は止まるはずだ。
数十分前の出来事である。
そう思ってその場へと向かって行き、最初にその途中でガジェットの襲撃を受けた二人。
が
「ハァアアアア!!!!
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