暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜さらなる脅威〜
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所なのに、そんなことに力注いでる場合じゃないだろうが」



蒔風が後ろから聞こえるなのはの言葉に応えながら、なおもガジェットを撃破して先に進む。



そうしていて、どれだけのガジェットを倒したか。










ついに、到達した。









「ヴィヴィオッ!!!!」

「大丈夫か!?」




聖王の間

そう呼ばれる場所の最奥に、玉座が一つこしらえられていた。



そこにしばりつけられて座っているのは、幼き少女。
なのはと蒔風が助けに来たヴィヴィオは、ぐったりとしてそこにいた。



「・・・・・・なるほど・・・・あそこに鍵となる人物が座る事で「ゆりかご」は聖王を認識し、行動を起こしているのか」

「でも・・・ヴィヴィオは意識がないみたいだし・・・・」

「おそらく狡すっからい奴が指示だけをどっかから出してんだろ?車のキーと運転手みたいなもんだ。ほれ、とにかくあそこから引っぺがして、玉座を落とすぞ」

「うん!!今行くよ、ヴィヴィオ!!!」





そう言って走り出す二人。





しかし、玉座まで残り三メートルというところで、謎の衝撃に二人が打ち払われて弾き飛ばされる。






なのはには何が起きたのかわからないが、蒔風は肌に残る感覚で分かった。


「奴」の「欠片」だ。

だが何故ここにいる?
あれらはすべて地上本部に向かったはずではなかったのか!?





その疑問を残したまま、黒い影が玉座の裏から飛び出し、蒔風をひっつかんで玉座の間の後方まで連れて行った。







「舜君!!!!」




なのはが連れていかれる蒔風に手を伸ばすが、その瞬間、二人の目の前に巨大な壁が上下から出てきて、重い音を打ち鳴らして、二人を寸断した。



こうして、玉座の間は二部屋に分けられた。



後部に蒔風、前部になのは。
間には分厚い壁がそびえ立つ。












「くそっ!!後ろの扉も閉められてやがる・・・・・このまま俺らを各個撃破するつもりか?」

後部の蒔風が悪態をついて壁を殴る。
その音や力の浸透から、厚さは一メートルほどもある鉄板である事と解り、更に力を込めてそれを破ろうとする。





『あ〜〜らあらあら。そんなことをして、ここの敵をあっちになだれ込ませるきですかぁ?』

「!?・・・・・おまえは・・・・・」




と、そこに声が聞こえてきて、振りかえるとそこにはモニターに映ったナンバーズ04、クアットロがいた。
そこに映る彼女は眼鏡をかけ
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