暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜乾坤一擲、必撃粉砕!!〜
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らと言って、現状が変わるわけではない。
そもそもティアナの攻撃など効きもしないのだ。


異常な再生速度はこちらも同じで、銃弾によって穴が開いたところで、すぐに再生して埋まってしまう。

(私、ホント幻影使えてよかった・・・・じゃなきゃとっくに押されまくって一発ダウンよ・・・・・)


そう、それでもティアナがまだ生き残っているのは、ひとえにその幻影の恩恵だ。
やられそうになればそれで姿を隠し、幻影を突撃させてから自分が死角から撃つことも可能なのだから。


だが、それをもってしても敵三人は凄まじかった。




この廃ビルも、最初はただの廃棄された埃塗れのビルだったのに、今では三人の攻撃の余波による衝撃で完璧に廃墟になってしまった。




(でもまぁ・・・この調子なら行けるかしら・・・・クロスミラージュ、あとどれくらい?)

《残り、35%と言ったところですね》

「(だったらこのまま同じように・・・・・)ッッ!!??」



ザキッ、シュカンッ!!




ティアナが首筋に悪寒を感じ、とっさに背をもたれて隠れていた壁から離れる。
先ほどの音は、ちょうどその位置にツインブレードが貫通してきて、鋏のように交叉した音だ。


「うっそ・・・・もう見つかった!?まさか・・・・やばっ!!!!」




そこにドゴンッ!!!という轟音をあげながらノーヴェの拳が飛んできて、それを頬に一筋の切り傷を残しながらも、紙一重で何とか回避するティアナ。
ノーヴェの腹部にゼロ距離で銃弾を撃って後退させ、自身も距離を取る。

だがその真上、穴のあいた天井から、ライディングボードに乗ったウェンディが、ティアナを押しつぶそうと飛び降りてきた。


それをダガーで受け止め、横に落とそうとするが、受け止めた瞬間ボードの重みが軽くなった。
降りてきた直後に、ボードから飛び降りたウェンディが、もう一つのボードで殴りかかってきたのだ。


それに対してティアナは腕の力を抜き、頭上のボードを横に落として、ボードでボードをガードする。
が、そこでツインブレイドが迫ってきて、空いたダガーで防御するが、腕が弾かれてしまう。

そして無防備になったその上体に、ノーヴェのハイキックが叩き込まれた。





「ぐっ、あああああああああああああああ!!!!!!」

《Sir!!!》



ティアナの身体がテニスボールのように跳ね、廃ビルの隅から隅に飛んで行った。




「グッ・・・・ああ・・・・」

《大丈夫ですか!?》

「ええ・・・・でも・・・地面が揺れてるわ・・・・」

《Sir!!!七時の方向からきます!!!》

「くそっ・・・・たれ
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