第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜乾坤一擲、必撃粉砕!!〜
[3/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
するか言い合っていると、極太の砲撃が二人を襲う。
それ自体はかろうじてスバルのバリアが抑え込むが、あまりの重さに朱雀がよろめき、そこにセインが重い一撃を叩き込んで来た。
「このッ!!」
『いけませんスバルさん!!受けずに避けてください!!!!』
「えっ!?っとぉ!!!」
その攻撃を受け止めて反撃しようとするスバルだが、朱雀の忠告に慌てて身体を引いてそれを回避する。
セインはそのまま地上に着地し、チンクやオットーが追撃してくる。
「な、なんでダメなんですか!?」
『あれに接近戦はいけません!!ティアナさんと合流してから出ないと、現状では無理です!!』
「え?え!?」
『ですから!!とにかく今は他の三人を潰すとしましょう!!行けますか!!!?』
「は、はい!!!」
攻められっぱなしだった二人が、ここから攻めに転じる。
ここからスバル・ナカジマの、ブチ抜き粉砕が、始まるのだ。
『行きますよ!!!』
「はい!!!」
ドォウ!!!!
おおよそ飛翔とは言えないほどの大きな羽音を打ち鳴らして、背にスバルを乗せた朱雀が一気に空中に立つ機人たちに突っ込んでいく。
まずその風圧に、チンクのスティンガーが落とされた。
だが、当然それは物質であるスティンガーのみだ。
ディエチとオットーの砲撃と光線はそんなものでは落ちない。
だが、ここで朱雀は突っ込み方を変える。
機人たちに向けていたのが嘴の先という「点」から、急ブレーキをかけるかのように自らの腹を前面に出した「面」へと変えたのだ。
そう、朱雀は自らを盾にした。
『ごガっッ!!?ッッ!!いま、です!!!』
「ハアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」
その苦しそうな声を受け、朱雀の背中方面から真上を飛び越え、スバルが砲撃を撃っているオットーめがけて接近する。
しかし、黙ってそれをさせるほど、彼らも甘くはない。
スバルの目の前にセインが現れ、更にセインの後方からは、チンクの投げたスティンガーが迫る。
「オオオオオオオオオオッッッ!!!!ディバイン、バスターッ!!」
ドンッ!!という音を立て、スバルの左拳のナックルが砲撃を放つ。
だがそんなものは当然とばかりにかわされてしまう。
しかし、それでいい。
むしろそれこそが目的だった。
必要だったのは、撃つことによって発生する「反動」だったのだから。
「セヤッ!!」
その反動で身体を反時計回りに回転させるスバル。
そうする事で、うまくセインに触れることなくかわした彼女が、次に
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ