第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜乾坤一擲、必撃粉砕!!〜
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の時間ねばったものだ。
身体にダメージはあり、現にスバルの身体は所々から出血し、唇なぞは始まって一分もしないで切れていた。
しかし、休んでいる暇などない。
そこにオットーのレーザー・レイストームが浴びせられ、それをバリアで防ぎつつ離脱しながら体制を整える。
相手の攻撃は終わらない。
相手の体力はこちらの遥か数倍上をいっているのだ。へばる、なんてことなど決してない。
ウイングロード上で一瞬動きの止まったスバルに、ディエチが隙有りとばかりに砲撃を連続で撃ってきた。
それをきつそうな顔をしながらマッハキャリバーを走らせて、まるでジェットコースターのように疾走するスバル。
と、そこでその顔がさらにひきつる。
ウイングロードの先、あと数秒で自分が通るであろうそこに、チンクのスティンガーが数本突き刺さったのだ。
「うっそ・・・・勘弁してよ、ねっ!!!」
それをとっさにジャンプして、山なりに避けるスバル。
そのスバルを、オットーとディエチが狙いを定めて砲撃を放つ。
その迫りくる光に、空中のスバルはどうする事も出来ない。
が、それは結局スバルには当たらなかった。
朱雀が獣神体で飛来して、スバルをその背にのせて回避したからだ。
「ありがとう!!!」
『いえ!!こちらもなかなか抜け出せずに申し訳ございません!!あのレプリカのディープダイバーに手を焼かれまして!!!』
そう、今まで朱雀はセインを相手にしていた。
しかし、いくら「奴」素体と言っても、一体だけなら問題ではないはず。
更に言うならセインは本来、偵察や奇襲と言ったいわゆる真っ向勝負の能力持ちではない。
なのになぜ、朱雀がここまで手こずったのか。
それをスバルが聞くよりも早く、休みなく砲撃や投擲が放たれてくる。
光線、砲撃、爆撃
更には直接攻撃もある。
もちろん、今までも攻撃は何発か入れているし、その手ごたえもあった。
しかし、その耐久性や、再生速度が半端ではないのだ。
スバルが殴り飛ばしても、上半身をのけ反るだけで、その体勢で蹴りを放ってくる。
朱雀が斬り込んでも、あろうことか刃を腕で押えられ、反対の手で殴り飛ばされる。
「このままだとジリ貧だよ!!どんなにやってもこっちがやられちゃう!!!」
『しかし、こちらにある一撃必殺の技はどれも簡単に出せるものではないです!私のは溜めに、貴女のはその後の残心に、それぞれ時間を取られます!』
「でも!!うわあっ!!!」
バチィ!!!!
朱雀の背にスバルが乗って、旋回するように砲撃をかわしながらどう
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