第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜乾坤一擲、必撃粉砕!!〜
[1/9]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
ゆりかごとの交戦空域、右方。
そこで八神はやては全航空隊の指揮をとっていた。
しかし、いくらガジェットを落とせども落とせども、その数が減っていくことがない。
それに対し、こちらの戦力は魔導師だ。
どうあっても、体力や魔力は削られていく。
有利不利にかかわらず、このままではこちらの敗北は決定的である。
「だけど、それを引き延ばすことはできる。そうしていれば、なのはちゃんやフェイトちゃん、舜君がかたを付けてくれる。うちの仕事は、それまでこの戦況を引き延ばすことや!!!」
かといって、守ってばかりでもない。
外部から落とせるならそれに越したことはないのだから、隙さえあれば、前部に並んだ砲門を潰しにかかる。
そうやって何とか今までに二門ほどつぶしたが、まだまだ数は多い。
と、その時、汗を流しながら空を飛ぶはやてに、一本の通信が入った。
『八神指揮官!!緊急です!!』
「どうした!?」
『ゆりかごの左方を攻撃していた部隊が、謎の怪鳥の襲撃を受けて壊滅状態です!!あれは・・・・あの鳥はアインヘリアルを潰した・・・・グああああああああああッッ!!!』
「ちょっと!!大丈夫か!?くっ・・・誰か!!こっちを頼む!!!私は左方のほうへ・・・・・」
キュロオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!
はやてが右方から左方へと移動し、現状を確かめに行こうとしたその瞬間。
甲高い鳴き声を上げて、怪鳥「迦桜羅」が飛来してきた。
その身に焔を纏い、武装局員をなぎ倒しながら突っ込んでくる。
それを見て、はやてが迅速に指示を飛ばした。
「総員、あれには手を出さんといて!!!!」
『しかし!!』
「あれの相手は・・・・うちがする!!!」
今代にして、最後の夜天の主が、化け物退治に乗り出した。
------------------------------------------------------------
「リボルバァーーーーーー!ナックルッ!!!!」
・・・・ドォン!!!
スバルの拳が、ディエチの砲撃を打ち砕く。
すでに二人が四人のレプリカナンバーズと交戦を始めて二十分が経過していた。
これは結構長い時間だ。
本来魔導師同士の戦闘は長くても三十分を少し超えるがどうかである。
その三分の二がすでに経過し、しかし終わりに差し掛かるでもなく、未だに戦い続けている。
敵の人数が多いにもかかわらず、よくこれだけ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ