第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜それでも守りたいものがあったんだ〜
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な、なんですかあれは!?」
『スカリエッティが雇った用心棒というところですな。お気を付けください。あれは・・・・・最悪ですぞ』
驚く二人に玄武が説明している間、フェイトは昔の事を思い出していた。
自分があれを見たのは十年前、はやてを迎えに行った時だ。
その時襲撃してきたのがこいつ、ケルベロスだった。
あのとき、自分は戦っていた蒔風を助けに行きたかった。
しかし、この十年でいくつもの死線を潜り抜けてきたからこそわかる。
なぜ自分はあの時、助けに行こうなんて考えたのだろうか。
それほどまでに、こいつはヤバい。
魔力も何もないはずなのに、この恐ろしさはなんなのか。否、そんなものでは計り知れない禍々しさが、こいつにはある。
十年前に感じる事の出来なかった恐怖を、今、携えて
フェイトの前に、最強最悪の怪物が迫った来た。
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一方ゆりかご内部
ガジェット射出口からなんとか侵入した蒔風たちがたどり着いたのは、高さにしてゆりかごの下方、ちょうど前後の中間部分である。
ここからはヴィータは別行動になる。
と、言うのも止める対象は二つあるからだ。
一つはゆりかごのキーとなっているヴィヴィオ。
もう一つはゆりかごの動力炉だ。
どちらかを壊せば止まるかもしれないが、両方壊さなければならなかったとき、それではまずい。
だからここで二手に分かれ、それぞれを撃破する、というのが方針だ。
「ここからは前部のヴィヴィオと、後部の動力炉に別れるわけだが・・・・・ヴィータ、大丈夫だな?」
「任せとけって!!こいつもいるしな!!」
「・・・・よろしくお願いします」
そういうのはヴィータの横に立つ青龍。
ここにくるまでに何とかヴィータの押しつけたのだ。
と、言うのもこっちは大丈夫だからとか言って最初、ヴィータは一人で動力炉に行くと言い張っていた。
そこで蒔風のお説教タイムである。
移動しながらなので、青龍を顕現させてその背中でここにつくまでずっとヴィータに言い聞かせていたようだ。
「ったく・・・・やっと聞き入れやがったんだから・・・・おまえの身体だって、昔ほど丈夫じゃねぇ。無茶すんなよ」
「まあ・・・丈夫じゃなくなんのは人間に近づいてるからだって思ってんだけどな・・・・」
「だったらなおのこと、用心しとけ。なんかお前って、前に進んでばっかで後ろからグサリとやられそうだからな〜〜〜〜」
「こえー事言
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