暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜フォワード陣、戦闘開始〜
[1/7]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話



「見つけた!!」


ヘリの中で、ティアナが声を上げる。
その視線の先には黒いシルエットをした七人の姿。


捕虜となった彼女たちの「兵器としての」記憶を埋め込まれた「奴」の「欠片」だ。


その数、七体。


対してこちらは四人にフリード、そして二体の使役獣。



「そういえば「奴」って人の使い魔はいないみたいですね」

「でも六課の時に現れたあの三つ首の犬はいきなり現れたし・・・・」

「油断はできないってことだね・・・・・」



『四人とも、準備はいい!?これからあいつらの先に回って、四人を降ろすから今のうちに・・・・』






ドォン!!!!!





「きゃあ!?」

「うわぁ!!!!」





パイロットのアルトが四人を降ろそうとヘリを操ろうとした瞬間、そのヘリを衝撃が襲った。
何が起こったのかもわからぬまま、回転して落ちていくヘリ。


その衝撃と遠心力でハッチが開き、真ん中に立っていて取っ手に手が届かなかったスバルが投げ出される。



「スバルッ!!!」

『大丈夫!!ウイングロードで何とか着地したよ!!』


ティアナがスバルの身を案じ名前を呼んだが、すぐにスバルからの通信が来てほっと胸をなでおろす。



「このまま私たちも行くわよ!!!」

「「はい!!!」」



このまま投げ出されたスバルを一人にしておくわけにもいかないので、残りの三人も飛び降りてスバルと合流する。



しかし




「う、ぐぁッ、ツッ!!お前は!!!」

「エリオ君!!!」




降下中のエリオを、ヘリを襲った衝撃の犯人が襲いかかった。



ガリューである。

その拳をストラーダで受け止め、そのままガリューに連れて行かれる形で離されていくエリオ。
それを見てティアナの指示よりも早く、キャロがフリードに乗ってその後を追う。

ティアナはそれを見てスバルの傍らに着地、合流した。




「ティア!!エリオが!!」

「わかってる。でも、私たちがここを離れるわけにはいかない。それに相手は召喚士だから、どうしてもキャロの力があっちには必要よ」

「じゃあ・・・・・」


「やるわよ、私たちで。あの七人を」

「ティア・・・・・」


「なんて顔してんのよ。大丈夫よ」



スバルの表情を見てティアナが軽快に言うが内実、ティアナもまずいことは重々把握していた。
もとより四対七、否、蒔風の使役獣やフリードを合わせて互角の数だった戦況が、一気に塗り替わってしまったのだから、それは当然まずい。


しかもあっちは
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ