第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜フォワード陣、戦闘開始〜
[7/7]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
一文字に切られたその高さは、三人が立っていれば頭の位置だった高さだ。
その事実にゾッ、としながらも、さらなる追撃が襲いかかる。
残った壁を突き砕き、ノーヴェが突撃してきたのだ。
そしてティアナとスバル、朱雀の間に立ち、三人を二組に分断する。
おそらくはティアナが幻影の使い手であるという事に気付いたのだろう。
ならば簡単、先にそちらを潰すことが先決だ。
それを見た朱雀が、ティアナを助けに向かおうと足を動かすが、それが即座に止まった。
バインドである。
オットーによるバインドに、スバルと朱雀がしばりつけられ、その身動きを封じられていた。
「ティアが!!」
「くっ、結界は張れないのにバインドはできるって・・・どういう基準なんですかまったく!!」
目の前ではティアナがどんどん押し込まれ、視界の外へと追いやられていく。
モードをダガーにして応戦していたが、彼女は基本ガンナーだ。
どれだけ持つかわからない。
朱雀がバインドを引きちぎるのは簡単だ。
あくまで強化されたのは肉体的なパワーだけであるし、オットー一人分の魔力のバインドなら容易な事。
しかし、その間にティアナはこちらの目の届かない場所へと移動させられてしまうだろう。
そうなればこっちは二対一。外のメンバーが入ってきてもおかしくない構図だ。
そうなると無理に合流するのは危険すぎる。結局三対七になる可能性が高い。
と、なれば
苦渋の決断ではあるが、ティアナの提案通りにする必要があった。
「スバルさん!!このまま外に出て四人を相手取ります!!!三人はティアナさんに任せましょう!!!」
「そんな!!ってうわあ!!!」
抗議しようとするスバルだが、朱雀があっという間にバインドを砕いてからオットーの襟首をつかんで外へと投げ放ち、その後にスバルを連れて飛び出して行ってしまった。
「大丈夫です!!舜が授けたのであれば、まず負けることは・・・・・無いと思いますから!!」
「でも!!」
「もう遅いです!!きますよ!!!」
「あ〜〜〜〜〜もう!!!ティアも朱雀さんも勝手なんだから!!こうなったら、すぐに倒してティアの援護に!!!」
「そうするとしましょう!!!」
こうして、布陣は完成した。
しかし、どれも敵は強大。
勝って仲間を助けに行くとスバルは言ったが、果たしてうまくいくのだろうか。
to be continued
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ