第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜フォワード陣、戦闘開始〜
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いい的になるだけです。しかも、相手の数が七体。これは舜でも苦戦するレベルですよ?」
そう、問題はそこだ。
当初この場はフォワード全員で戦う場面だった。
その数ならばおそらく、正面からぶつかり合い、きつかったろうが、勝利をおさめられただろう。
しかし、四人は分断された。
蒔風は五体でキツイと言っていたのに、今の敵は更に+2だ。
おそらく、朱雀が獣神体となって飛び出してもすぐに落とされるだろう。
「しかし、逆にチャンスでもあります」
「そうね・・・・今なら相手は四人だけ・・・・まだチャンスはある」
「下手に外に出なくてよかったね」
「ええ。もしそうすることができていたら、七人同時戦闘になっていました」
「考えたくないわね・・・・・・・・・朱雀さん、スバル」
「はい」
「なに?」
「あの四人のうち・・・・三人は私に任せてもらえる?」
「ティア!?」
ティアナの突然の提案に、スバルが大声にならないように叫んだ。
それは端から聞けば、あまりにも無謀な提案だ。
しかし、ティアナは黙って聞けと親友にデコピンして話を進めた。
「いい?今はこの状況だからいいけど、あれは命のないただの人形なのよ?つまり、しようと思えば使い捨てができるってこと。今は多分戦力の温存のためにしないんでしょうけど、長引いていけばおそらく、このビルを爆破してあの影もろとも私たちを潰しに来るわ」
「そんな!!」
「いいえ、あり得ます。一度引き抜いた記憶は、10%以下まで劣化しますがもう一度使う事も出来ますし、最悪、駒は捨てにくるでしょう。それが「奴」です。目的のためなら、ある程度の犠牲は払う男ですから」
「わかった?つまり今しかないのよ。私に相手ができるのは三体。でもその内の一人でも倒れれば即座に外の三人が入ってくるでしょうし、最悪その場でドカンよ。三人でやっても一緒。一人潰せば、まとめてやられる。だから二人にはそれをさせないために、残りの四人を押さえてもらいたいんです」
「・・・・・・・勝算は、あるのですか?」
「・・・・ふ、何言ってんですか。私が今からやろうとしている戦術は、あなたの主人から教わった物ですよ?大丈夫です。真っ向勝負はできなくても、私には私の「強み」がありますから」
「でも・・・・ティア!!」
「いいから!!はやくあんたも・・・・ッ!!!??」
ティアナがまだ何か言おうとするスバルを納得させようと口を開くが、そこから言葉は出てこなかった。
三人がしゃがんで隠れている壁。
その壁が一気に光の砲撃でレーザーのように切り倒されたのだ。
真
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