第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜フォワード陣、戦闘開始〜
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まで押し込まれ、外に出ようともそのあまりの力にあっけなく押し返されてしまい、未だに廃ビル内での戦闘を余議なくされている。
「ティア!!大丈夫!!??」
「バカ!!!こっち気にしないで、後ろ!!!」
「ぬん!!!!」
ガゴォ!!!!
襲いかかってきたのはディードのレプリカだろうか。スバルの首に向かって振るわれたツインブレイドを、寸でのところで朱雀が朱雀槍で防ぎはじいた。
しかし、敵は多い。
さらにその朱雀にウェンディ、オットーの砲撃が襲いかかり、朱雀がスバルを押し出してから転がって避けるとそこにノーヴェの強烈な蹴りが放たれた。
そこにティアナの援護射撃。
その弾丸は連続してノーヴェの足に命中し、その向きを若干変えた。
そう、若干のみだ。
それほどまでに、レプリカの身体は強靭だった。
しかしそれでも朱雀は何とか回避し、スバル、ティアナと背中合わせに集まった。
「お二人とも、大丈夫ですか!」
「ええ、大丈夫」
「朱雀さん、ありがとう」
「いえ・・・・しかしこの数は・・・・私にとっても脅威ですね・・・・・」
周りを囲む戦闘機人の数は現在は四体。
全身黒いが、そのシルエットは間違いなくウェンディ、ノーヴェ、オットー、ディードだ。
そして残りの三人、チンク、ノーヴェ、セインの三人はビルの外で逃がさぬよう見張っているのだろう。
「どうやら結界などの力は使えないみたいだけど」
「それでも十分に厄介ね・・・・・あのパワー、反則よ」
「しかも相手が多いです。ここは時間を稼ぎ、エリオとキャロが来るのを待つのが得策かと」
「そうね・・・・でもッ!!!」
ドゴァ!!!
警戒しながら話している三人に、ライディングボードが飛んできて三人のいた場所を直接ぶち抜いた。
三人はそれを散開して避けるが、各人に向かってさらに残りの三人が回り込む。
「このままじゃ・・・・時間を稼いでる間にやられる!!!」
「あっちもそんな簡単に終わる相手じゃないと思うしッ!!」
そう言ってスバルがウイングロードを天井に伸ばして、それが上を突き破る。
そうして屋上へと道を伸ばすが、それはすぐに砲撃と爆破を受けて消滅させられる。
おそらくは外のチンクとディエチだ。
完全な包囲網。
これでは逃げられなどしない。
そこからまた数秒だけ走り回り、フェイクシルエットで身を隠す三人。
「朱雀さんはおっきくなれませんか?」
「獣神体ですか。いえ、出来ますが・・・今のままでは
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