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世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜機動六課、出陣〜
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しいこともたくさん。楽な人生じゃなかったと・・・思います。でも」


「でも?」

「私は、スバル・ナカジマは、今までの人生を嫌だったとは言いません。とても楽しく、幸せなものだと、胸を張って言えます。そして、これから先も、ずっとずっと」

「うん、そうだ。あそこを走っているのは「兵器」としてのチンクたちだ。だが「兵器」は「人間」の道具。だったら・・・」

「だったら、私たちが道具に負けるはずない!!ですよね!!!」

「その通り!!お前がなのはからもらったのは、貫く力。敵も障害もぶち抜いて、その先の道を切り開く力だ」

「はい!!」


「ぶち抜いてこい!!スバル・ナカジマ!!その先に、一直線に進め!!お前の魔法は、それほどに強い!!」

「はい!!!」








「で、キャロ」

「は、はい」

「力は怖いか?」

「はい・・・・・」

「でも、必要な力だ」

「・・・・・・」

「気落ちすんなよ。お前の力は、誰かを守る力。キャロの使う魔法は、ここにいる奴らの中でも、誰よりも優しい」

「舜さん・・・・」


「その優しさは、フェイトからもらった大切なものだろう?だったら、あの子を救って、証明してくれ。キャロが受け継いで得てきた力は、決して脅威などではなく、頼もしいものであるということを」


「はい!!」











「んで・・・・・終わりか」

「ちょっとぉ!?」

「はっはっはっは!!じょーだんですよエリオ君。お前には正直、感謝してもしきれないからな」

「え?」


「俺を立ち直らせてくれたのはお前の言葉だった。お前の言葉は、世界最強ですらも救う力がある。大丈夫だ、エリオ・モンディアル。お前は確かに作られた命だが、お前をここまで形作ってきたものは、お前自身のものなんだから」

「え?う、うあ、舜さん?」


蒔風が膝を折り、エリオと目線を合わせて言った。


「お前の速さは、どんなところに誰がいても、すぐに駆けつけられるものだ。お前を育ててくれた人から、教えてもらったその速さで、キャロを守り、ルーテシアを救ってやれ」

「はい!!わかりました!!!」






「気合い入れてけよお前ら!!あんな瓦礫の本部に何があるのかは知らないが、向かってる以上何かある。本部には最終防衛ラインでシグナムとリィンが張っているが、そんなものはいないと思え!!」

「はい!!」

「お前らの信念で!!!叩き潰してこい!!!」




「「「「了解!!!」」」」




「では諸君!!準備は整ったな?そろそろ俺たちは降下ポイントだ。ティアナ、エリオ。こいつらを
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