第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜約束〜
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い目つきでモニターに映る男を睨む。
しかしそのような感情には興味がないかのように、スカリエッティが笑い声をあげた。
『あっはははははは!!!何を感傷に浸ってるんだい!?そんな生まれなんて関係ないねぇ・・・私はただ!!知りたいだけだ!!!そのために行動してるし、評議会の連中ももういらなかったから「彼」に頼んで消してもらった!!!自分の生まれなんて最初に調べて知った事項だよ?まぁ、もしかしたらこの「知りたい」という感情も埋め込まれたものかもしれないのだが・・・・どうでもいいな』
いきなり現れてベラベラと喋るスカリエッティに、フェイトが歯ぎしりをする。
目の前にいる凶悪犯罪者は、やはりどうあっても凶悪犯罪者だったのかと。
『おやぁ?なんて顔をしているんだい?何を思っていたのかは知らないが、勝手に思い込んで勝手に裏切られた顔をされても困るよ。一方的な感情は迷惑だよ』
「スカリエッティ!!!」
フェイトの激昂。
そこにもはや意味のある言葉などはなかった。
ただ目の前に標的を絶対に捕まえてやるという殺気じみたフェイトの声が、会議室に響いた。
そのフェイトの肩に手を当て、落ち着いておけと蒔風が後ろに下がらせて前に出る。
「よくもまぁ、このアースラに直で通信入れてきたもんだな。ばれんぞ?」
『おっと、これはこれは翼人くん。心配をどうも。しかしね、どうやら君たちの仲間みたいな二人が私のアジトを見つけたようだよ?そろそろ通信が行くんじゃないかな?』
「は?」
と、スカリエッティの言葉の直後、はやてに連絡が入る。
アコース査察官とシスター・シャッハがスカリエッティのアジトを発見したのだそうだ。
しかし中から無数に湧いてくるガジェットに内部調査を諦めて一時撤退、現在はアジトの入り口である洞窟の前で出てくるガジェットと交戦中らしい。
「なるほど・・・・・それでもその余裕・・・っちゅうことは、そっちの準備ができたってことなんやな?」
『理解が速くて助かるよ、部隊長殿。それで、いろいろとなじみのある君たちに招待状だ。私はアジトの奥にいるよ。捕まえたくば来るがいい。まぁ、来るだけの暇があればだが』
「どういうつもりだ!!」
『どうもこうもないよ。こっちでの話は終わりだ。後は管理局全体に話がしたいのでね。一旦こちらとの交信は切らせてもらうよ』
「待て!!!」
『ではまた後ほど(プツン)』
そこまで言って、通信が言ったん途切れる。
しかし、またすぐに映像が立ち上がり、スカリエッティの宣戦布告が始まった。
それは管理局すべてに対する宣言だった。
地鳴りが響き、大地
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