暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜約束〜
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出来るんでしょう・・・・」

「今の技術を軽く超えてますよね・・・・」



そう、あまりにも出来すぎる。
それはもはや天才としての域を超えていた。


そしてその答えも、まだ推測の域に過ぎないが、はやては得ていた。



「スカリエッティは・・・・・伝説の時代を生きた人間やったからや」

「え?」

「はやてちゃん、それっていったい・・・・」


困惑する一同。
だが、ひとりだけ納得の言った顔をして、蒔風が発言した。


「戦闘機人、人造魔導師。そのどちらもが古代ベルカ、否、下手をしたらもっと昔、伝説の時代・アルハザードに存在したロストテクノロジーだ・・・・・まさか・・・・」

「そう、ジェイル・スカリエッティは・・・・・あのその時代を生きた人間の遺伝子を元に作られた・・・・クローンや」



その言葉に全員が驚愕する。
確かに、その説明ならあれほどの頭脳も納得がいく。

しかし、一体誰が?なんのために?




「つまり、それの黒幕が評議会の連中だったという事か」

「そう。管理局はいつだって力が足りへん。有史以来、魔導師の数は増えたと言ってもまだまだ少ないし、管理できてない世界も多い。だから、さらなる力を求め、世界を平和に導くために・・・・」

「その身を捨てて脳味噌にまでなって、世界の行く末を見ていこうとしたわけか・・・・・その結果が|無限の欲望(アンミリデット・デザイア)」



管理局評議会によって、技術の発展やさらなる平和のために生み出された科学者、ジェイル・スカリエッティ。
その身をひたすら研究に費やさせるために、探究心や好奇心を増幅させて成長させられてきた。


しかし、そんな偏りで人間がどうにかならないわけがない。
いつしか彼の暴走した探究心は誰にも止められなくなり、ついには希代の犯罪者として今、世界を騒がせている。




「・・・・・・そんなことがあったのか」

「うん・・・・でも」

「そうや。だからと言って、許されるわけなんかあらへん。うちらは、どうやってでもあのバカを止めるんや」

「そして、もしあいつがなにも知らないなら・・・・」




フェイトの目が少し、本当に少しだけ憐れみに染まる。
彼もまた、誰かの都合に取って作られた存在だった。

そのつらさは、自分がよく知っている。


しかし、その思いを砕くかのように、会議室に声が響いた。








『自分の出生なんて、私はとっくに知っているよ』









「ッ!?」

「おまえは・・・・」


「ジェイル・・・・スカリエッティ・・・・!!!!」



フェイトが鋭
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