暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜くんれん!!〜
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「はい!!と、言うわけでぇ!!これから個人レッスンを始めまァす!!!」


「はい!!!」



アースラ内、訓練施設。
ここの中央にスバルが立ち、その前に蒔風が立っている。

訓練室の壁の方にはギンガやフォワード陣がシートを広げて座っていた。
と、言うのもたった今、彼女たちはなのはの訓練を受けていたばかりなのだ。


つまりぶっ続けで訓練をするという事。
それを聞いてマジですか・・・・という顔をする四人に、苦笑するギンガ。
一番手を指名されたスバルなんかはうへぇ、といった顔をしてからティアナに泣つく始末だ。



ギンガに関しては、怪我こそ治ってはいるが、まだ身体の調子は万全ではない。


ゆえに、今回蒔風は戦力から外した。


蒔風曰く「こう言うのも何なのだが、万全でない者を連れ出すわけにはいかない」だそうだ。












「そ、それで私は何をするんですか!?」

なんだか緊張して直立状態のスバル。
そのスバルを見てクックと笑いながら蒔風が言う。



「そう緊張すんなよ。今からやるのは激しい動きじゃない。お前の力を引きのばすだけだから」

「私の・・・?」

「ギンガ!左手用のリボルバーナックルは持ってるか?」

「え?は、はい!!」

蒔風の言葉にギンガが反応し、スバルに自分の左手用のナックルを持って来て装着させる。
それにスバルが唖然とし、自分の腕に付けられたそれをまじまじと見つめる。


「今回、ギンガの参戦は無理だ。だからスバル、お前がそいつを連れて行ってやれ」

「え?」

「左右揃ってこそだろ?それに、お前にはギンガの分も頑張ってもらわなきゃならないしな」

「は、はい!!」



その言葉を受けてますます緊張するスバル。
そして、特訓が始まった。

「スバル、お前を最初に持ってきたのは、ある程度筋肉が暖まってた方がいいからでね?」

「えっと・・・・なにをするんでしょう・・・・」




「お前の「能力」を「技」にまで昇華させる」

「能力を・・・技に?」

きょとんとするスバル。
そのスバルの拳を手にとって、蒔風が先を言う。


「スバル、お前のISはなんだ?」

「え?・・・えとお・・・・「振動破砕」って言います。振動で相手を内部から攻撃する力なんですけど・・・それを技にですか?」

もう隠す事がなくなってスッキリしたのか、きっぱりと答えるスバル。
そのスバルにコクリと頷いて蒔風が重々しく、それていで流動的に構えていく。



「俺はシューティングアーツはわからんが・・・・武道なら多少の心得がある。こい、スバル。使うのは振動破砕
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