第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜くんれん!!〜
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来るなんて誰ひとりとして思ってないし、本人たちだってそうだ。
もしやろうなんて言われたら本気で勘弁してほしいと泣いて頼み込むつもりだったし。
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「午後になりましたぁ!!!」
「「イエエエエエエエエエエエエエ!!!!」」
「訓練だぁ!!!」
「「オオオオオオオオオオオオオオオッッ!!」」
蒔風が午後になって訓練場で気合を込めて叫ぶ。
ちなみにエリオとキャロは半ばヤケになって叫んでいた。
だって怖いもん。
「HAHAHA、なにをおっしゃるルシエさん。怖くなんてないよーー?」
「う、うそです!!その目は嘘をついてる人の目です!!!」
「と、まあ冗談はここまでで」
「どこまでが冗談だったんですか!?」
終始振り回されるエリキャロに、蒔風が話を進めていく。
ちなみに今はこの三人しかいない。
残りのメンバーはなのはと一緒に模擬戦やらなんやらの訓練中だ。
きっと午前中に得たモノをフルで使って、順調に伸ばしているのだろう。
「キャロ、お前って確かフリードのほかにもう一体竜いるんだっけ?」
「あ、はい。ヴォルテールって言うんですけど・・・・・」
蒔風がキャロに聞くヴォルテールとは、彼女の出身地、アルザスを守護する巨竜である。
彼女の真の切り札にして、それに見合った、莫大な魔力と攻撃力を誇る。
「それってあれだよな?六課が焼けた時に出したやつ?」
「あ、はい。舜さん、見てたんですか?」
「うんにゃ?すぐに意識なくなってうろ覚えだったよ?でもまぁ・・・・あれの実力を見たい、ってところだな」
その言葉にキャロは少しだけ考えて、首を振ってこたえた。
「ダメです・・・今の私だと、契約して呼び出せても、そのコントロールがしきれなくて・・・・六課の訓練場の仮想プレートもガジェットの迎撃で勢い余って割っちゃいましたし・・・・」
「それに緊急時にはすぐに呼べるそうなんですが、制御するためには長い詠唱が必要みたいで・・・・」
それを聞いて蒔風が頷いて考える。
頭に手を当て、少し考察してから、ポン、と手を叩いて訓練内容を言った。
「よし、キャロはそれを呼びだす詠唱をして、エリオはフリードと一緒にそれを守れ」
「えぇ!?ヴォルテールをここに呼んじゃうんですか!?」
「いやいやいやいや。呼ばなくていいよ。ただ唱えるだけでいい。で、俺はそれを妨害しようとするから、エリオはそれを守れ。あれ
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