ガンダムW
1587話
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カラーを使ってもおかしくはないだろうが。
このW世界でパーソナルカラーを使っているのは……すぐに思いつくのは、ノインくらいか?
そのノインも、パーソナルカラーを使っていたのは、あくまでもエアリーズに乗っている時だけであり、トーラスに乗り換えてからはサンクキングダムの白のままだったけど。
「俺達シャドウミラーは連合軍の中でも精鋭の象徴だからな。……傭兵だけど。いや、傭兵だからこそ、大きく目立つ必要がある。シャドウミラーがいる戦場で連合軍に負けはないと知らしめる為にも」
「……なるほど。それで、機体色はどうします?」
「赤で頼む。出来れば、深紅がいいな」
「はぁ。まぁ、アクセル代表がそう言うのであれば構いませんけど……では、確認します。改修作業は関節部分をガンダニュウム合金に変更、両肩にマシンキャノン、機体色を深紅に。以上でよろしいでしょうか?」
最後の確認と視線を向けてくる整備員に、頷きを返す。
「出来れば装甲全てをガンダニュウム合金にしたいところなんだが……」
「さすがにそんな時間はありませんよ」
「だろうな」
整備員の言葉を責めるでもなく、寧ろ納得したように頷く。
関節の部分だけであれば、そこまで大変ではないだろうが、装甲全てをガンダニュウム合金にするには、相当の量が必要となる。
言うまでもなく、ガンダニュウム合金というのは普通のMSに使われているチタニュウム合金と比べると非常に高価だ。
それを用意するというだけでもかなりの資金が必要となる。
そう言えば、今までの依頼の料金の内の何割かはガンダニュウム合金で支払って貰う事になってるんだが、まだ貰ってないな。
出切れば早い内にその辺を用意して欲しいところなんだが。
「じゃあ、機体の方は頼む。出来れば、俺が乗っても全く問題ないようにして欲しいところだな」
「……努力はしてみます」
ニーズヘッグを始めとしたシャドウミラーの機体で使われている、PS装甲を使ったTGCジョイント。
これがあれば、トールギスの関節部分も気にしなくて済むんだろうが……いや、今そんな事を考えても仕方がないか。
「頼んだ」
短くそれだけを告げ、格納庫から出る。
基地の中では、相変わらず大勢の兵士達が働いており、色々な機械も基地の中を走り回っていた。
「忙しそうだな」
呟きながら基地の中を歩いていく。
何人かの兵士達が俺の姿を見つけると、素早く敬礼を送ってくる。
その目に浮かんでいるのは、尊敬や憧れといったものが多い。
勿論全員がそんな訳ではなく、中には憎しみを込めた視線を向けてくる奴もいるが、その数は驚く程に少ない。
どうやら、俺は自分で思っているよりも好かれているらしい。
けど、若干不思議に思うこともある
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