ガンダムW
1587話
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には弐型が出来たんだが。
弐型……弐型か。
同じような拡張性のなさを考えると、その解決方法も一緒だろうな。
ホワイトスターの技術班がいれば、この程度の事は容易に改造してくれるのだろう。
だが、残念ながらここにいるのはシャドウミラーの技術班ではなく、連合軍の整備員だ。
技術者や整備士としての技量ではまさしく天と地程の差がある。
「もしトールギスの頭部にバルカンを内蔵させるというのであれば、下手をすると新型MSを数機開発するだけの時間が必要になるかもしれません」
「……数機、か」
原作でウイングガンダムの手を修理する時にOZの整備員は新型のMSを1機分開発するだけの時間と労力が必要だとか言っていた筈だ。
それに比べると、こっちは数機……勿論頭部にバルカンを内蔵させるというのと手では色々と違うのだろうが、それでも持っている技量の差を認識せざるを得ない。
「出来れば頭部にバルカンを内蔵したかったんだけどな」
俺が頭部に拘るのは、純粋に使い勝手の問題がある。
バルカンは基本的に相手に対する牽制であったり、向こうが撃ってきたミサイルといった武器の迎撃に使う。
ああ、それと対人兵器としても有効か。
ともあれ、基本的には咄嗟に使う事が多い武器な訳だ。
そして頭部というのは、動かすのに非常に自由度が高い。
それこそ、腕に持っているドーバーガンやビームサーベルといった武器で対処するよりも圧倒的に反応が早いのだ。
だからこそ、ガンダム達も頭部にバルカンが内蔵されているのだろう。
だが、その頭部にバルカンを付けるというのが無理な以上、不知火弐型と同じく外部にバルカンを付ける必要がある、か。
「どうします?」
「頭部に内蔵するのが無理なら、肩の部分はどうだ? ちょうどガンダムの中にも肩にバルカン……いや、より威力の高いマシンキャノンか。それを装備している機体がいた筈だし」
頭部バルカンという意味では、シェンロンガンダムも装備しているから参考にはしやすいんだよな。
「なるほど。頭部に装備するのではなく肩に装備するのであれば、バルカンよりも威力の高いマシンキャノンを装備するのはいいかもしれませんね」
「そうしてくれ」
「こちらの方は、頭部程に難しくないですし、外部兵装として対応可能なので問題ないかと。他には何かありますか?」
「……そうだな、機体色の変更を頼めるか?」
「機体色の変更を?」
訝しげな整備員。
まぁ、このW世界ではエースのパーソナルカラーというのは殆どない。
そもそもの話、ゼクスやガンダムのパイロットはそれぞれ自分の専用機に乗っているのだから、パーソナルカラーを使う必要はないのだろう。
まぁ、この世界のゼクスはリーオーに乗ってるので、パーソナル
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