23舞VS香里
[15/15]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
と言って、親友とまで絶交した女。「もうすぐ死ぬって言われた人間の顔、見た事ある?」と聞かれ、何度も泣きながらしがみ付かれ、切った髪を遺髪として渡されて、腕時計や持ち物を交換し合い、ついに自分の命も分け与えた少女。
香里が元気になった事だけを喜んで、今度こそ自分の役目が終わったと思い病院を出る。従兄妹の少女と仲直りして、また親友に戻れるように願いながら。
(舞の言葉を信じて、香里さんが魔物だと分かっても平気なんだ。さすが体で愛し合った者同士だね)
「うぐっ、か、体で」
(そうだよ、君も体が出来上がったら、同じようにしてみればいい)
「う、うぐぅ〜〜」
その状況を想像できず、顔を隠してクネクネしているあゆ。その体は別の場所で成長を続け、八頭身の美しい体に変化していた。人の命を吸い、血を奪って、魔性の力を付けて、赤黒い翼を伸ばしていた。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ