23舞VS香里
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能面か般若のような顔で祐一を見ていた。
「舞から「全部」聞きました、舞は訴えないと言っていますが「私」は許しません。必ず報いを受けて貰います」
いつもと表情と人称も違うので、別人かと思えたが、離れていく刑務官、一緒に現れた黒服と、危なそうな半裸の男達、設置されたビデオカメラなどで、権力者のお嬢様だと気付かされる。
「坊や、これから俺達がお前をレ○プしてやる、大勢いるからケツの*はもうダメになるのを覚悟しろ。ワセリンも使わん、ローションも浣腸もなしだ、噛み切らんように歯も折っておく、ちなみに俺らはエイズ持ちだ、いいな?」
「へ?」
「お嬢様、汚いシーンと匂いが出ますので、あちらで悲鳴だけお楽しみ下さい」
「ええ、後はお願いします」
佐祐理が立ち去った後、前歯を全部折られ、何の前戯も無しにケ○の穴を掘られてしまう祐一サン。
「アッーーーーーー!」
最初の悲鳴の後、口の中も掘られて、次々にレイ○される。その状況は全部ビデオに取られ、裏ホモビデオに流出され、ネットでもばら撒かれて、色々な意味で人生を終了サせられる。
(もっと、らめ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!)
秋子ちゃんを召喚して逃避行もできないようなので、最後の望みをかけて選択肢「3」を選び、オットセイ君の命令にも勝てないので、可能な限り舞に優しくして自宅へと誘ってみる。
「舞、大丈夫か?」
「…平気」
「舞、俺……」
「言わないでっ」
今、祐一に何か言われれば、両腕の言葉通り、本当に身も心も捧げてしまいそうで、言葉を遮った。
「…今日はもう帰る、その子と一緒にいて」
「送ってやる、いや俺の家に行こう」
「…え?」
振り返った舞には表情が有った。それは適切な表情では無かったが、香里が悪巧みする時にしていたように、ニヤリと笑っていた。穏やかで爽やかな表情で。
「舞が、笑った?」
眠っている香里を置いて部屋を出ようとしたが、左手の魔物が言っていた通り、翌朝目覚めた時「あんたなんか大嫌いっ」と追い出されそうな気がして、メモだけ残して帰った。
ほんの1行「覚えていたら、また呼んでくれ 祐一」とだけ書き残して。
(香里の奴、もう俺の事忘れたかな? まあ、その方がいいか)
深層心理が隠され、普段の香理に戻った時、祐一との縁は忘れてしまうか、過ちだったと言われそうで少し寂しい気もした。しかし、真琴(本物)や栞の事を考えれば、これでいいのだと思えた。
さらに、香里と別れた上で、栞とヨリを戻すような真似もできない。以前のような恋心は失せてしまったので、いつか別れ話を切り出さなければならなかったが、両親と優しい姉の元に返してやりたいとも思っていた。
「バイバイ、香里」
気が強くて弱虫で、すぐに怒って泣いていた同級生。自分が好きだ
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