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KANON 終わらない悪夢
23舞VS香里
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抜かれた舞。
「…痛いっ、だめえっ!」
 これも嫌われたくなかったので抵抗しなかったが、避妊もしてもらえず、優しい言葉も無かったので、さらに涙の量が増えた。
「うるさいって、静かにしてろよ、香里が起きるだろ?」
 乱暴に腰を動かされるので、声や涙が出ないよう枕の端を噛んで耐えたが、どうしても声が出るので、祐一に枕を顔の上に置かれ、口封じに押し付けられる。
「ううっ」
 片腕は自分の顔の上で枕を押さえ、もう片方の手で足首を掴まれたり、胸を乱暴に揉まれ抵抗する舞。その腕と足が香里に当たった。
「もう出すぞ、たっぷり出してやるっ、孕めっ、俺の子を孕めっ」
「ううううううううううう〜〜っ(訳:中にだけは出さないでっ)」
 そこで誰かが階段を駆け上る音がして防火扉にタックル、病室の扉を開こうとしてガタガタ言わせ、内鍵が掛かっているので空間転移し、祐一の背後に出現した栞。
 祐一は自分の後ろから猛烈な冷気がしたが、怖くて振り向けず、目を泳がせていると香里と目が合った。
「おはよう、祐一、これ誰?」
 枕を顔に押し付けられ、誰なのかも分からない女だが、祐一に犯されて泣いているのだけは分かった。
「ユウイチサン、ナニシテルンデスカ?」
 再び栞にカタカナ言葉で話し掛けられ、恐怖に縮み上がるオットセイ君。奥の奥まで差し込まれていた物を抜き出された舞は、また局部からビチビチと汚い音を立て、汚液を垂れ流してシーツや自分の股間を汚した。
『解錠!』
 さらに何かの術を使って病室の内鍵を外し、真琴(本物)達まで入室してきて、祐一は詰みとチェックメイトと死刑を覚悟した。
「いやあっ、見ないでっ、見ないで〜〜っ」
 最低の初体験に、泣き出して丸まって枕で顔だけ隠す舞。汚された体や局部はそのままで、さらに汚液を吐き出し、尻のラインとシーツに血と精子をぶち撒けた。
『忌み子、相沢祐一。貴方の悪行もこれまでです、これ以上災厄を撒き散らすなら、わたくし達も容赦はしません。本来、貴方を倒すには秋子様の決済が必要ですが、ここまでの事を仕出かした以上、事後承諾でも構わないでしょう』
 香里のハサミ、栞の業務用カッター、真琴達の持つ刃物や針で、切除手術を開始されるオットセイ君とタマタマ。
(これも、らめ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!)
 選択肢2を選んだ場合の白日夢を、これも僅か1秒で予測して却下した祐一は、共通の出来事を予想した。

 祐一さらに妄想中……
 オットセイ君とタマタマを下水に流され、女の子になる前に一応手術を受け、傷口だけ閉じて処置して貰った祐一サン。刑務官が監視している病室に、特別に許可を取った佐祐理が現れた。
「サ、佐祐理さん、違うんだ、あれは……」
 その表情は当然いつもの笑顔では無く、目を見開いて、
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